ジャズのコード進行ってどうしたら覚えられるものでしょうか?
というご質問を、毎日いただいています。
以下の記事も、それぞれ今回のお悩みに添える内容かと思います。
お時間よろしければ、ご覧ください♪
私のコード進行覚えられなかった時代
私の学生時代の悩みは
というものでした。
その頃の私は、コード進行の分析もそこそこに、
ただコード進行を丸暗記しようとしていたのが敗因
だったのだと思います。
という段階を踏むことで、演奏しながらも、コード進行が頭に浮かんでくるようになります。
(記事の後半で詳しく説明いたします。)
ブルースでは出来ている人もいるはず
もしかすると、
ブルースのコード進行なら覚えている・演奏中も思い浮かべられる
という方は多いのではないでしょうか。
例えば
というように、
コード進行をずっと覚えていられる&アドリブ中も思い浮かべながら演奏できる
のだと思います。
もちろん、ブルースの進行でさえ覚えるのが難しい・・
という方もいらっしゃると思いますが、焦らなくて大丈夫です。
例えば、ブルースのコード進行から、
「ツーファイブの進行を1つ見つける」という分析ができただけでも
以前より格段にコード進行を覚えやすくなります。
誰しも時間をかけて覚えるところですので、ゆっくりで良いんです。
フレーズを知ることが、コード進行を覚えやすくする鍵
まだ行ったことのない土地、というのは、
その場所に対して、イメージがうまく湧かないと思います。
ですが、一度でも足を踏み入れると、その地名を聞いたとき、
「あぁ、そこ知ってる!あの滝があってさ・・」と頭に浮かんできて、
関連して色々思い出せたり、なんとなく親近感が湧いたりしますよね。
うまく言えているか分かりませんが、コード進行もそれと似ていて、
ツーファイブフレーズ・メジャーセブンスフレーズ
・マイナーツーファイブフレーズなど、
「既存のフレーズ」を演奏してみる
という練習を行うことで、
「このツーファイブの進行は意外と簡単」
「このマイナーツーファイブってこんな音を使うと綺麗なんだ」
など、感想が湧くようになり、
その曲に「知ってる!」という親近感を感じることができると思います。
まずはコード進行に対して感想を持つところからがスタートです。
感想を持つと、コード進行に繋がりが見えてくる
正しい箇所で正しいフレーズを演奏していくことで、
■「1小節目は1度メジャーセブンスだったよな、やっぱこのフレーズが合うなぁ」
■「たしかその次は、自分の苦手な難しいサブドミマイナーのコードだったなぁ」
■「次の小節は私が気に入っている、このツーファイブの進行だったなぁ」
■「このツーファイブは最初の1度メジャーセブンスに戻るんだ!」
というように、
両方の情報から、その曲のコード進行(サウンドの順番)を覚えられるようになる
のです。
サウンドを、指と耳と、音名の記憶で憶えていっている、という感覚です。
そのコードは単なる記号でしかなく、何者か分からないため、
「進行を覚えにくい」というのは、よく考えると納得がいきますね。
焦って演奏しているうちは、まだ丸暗記の状態
しかし、コード進行とフレーズが連動するためには、
「次あのコードか、じゃああのフレーズを演奏しよう、あっあっ!間に合わない!!」
というアップアップな感じでは、まだうまくいきません。
繰り返しフレーズを練習する
↓
↓
ようやく感想が湧いてくるようになる
のだと思います。
注意:繰り返し練習、と言っても、これは根性論ではないので、
あくまでも「頭でしっかり整理しつつ、いまこの時間内で覚えるぞ!」
という気概を持って練習することをオススメします。
1つのコード進行に対して色々なアプローチをするのもコツ!
というご質問もよく聞かれます。
たしかに、上記の方法だけでは、順番が決まってしまい、
フレーズ自体を増やしたところで、そこから身動きがとりにくくなってしまうんです。
ここからはかなり重要なお話しですので、次回の記事にしたいと思います。
ジャズのコード進行を覚えやすく、アドリブしやすくする方法を!
ブログでも、コード進行を覚えやすくする分析方法や、
それに伴うアドリブの練習方法をご紹介しておりますが、
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