この曲のKeyは何ですか?

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ジャズスタンダードの曲は、
メジャーのキーとマイナーのキーの曲に分けることができます。

この曲のKeyは〇〇メジャー/マイナーです、という言い方もしますし、
この4小節は・・のKeyです、という言い方もします。

ジャムセッションのときに、
「Just FriendsをFのKeyでお願いします!」
と一緒に演奏する方々に伝えたり、

譜面を書くときに、譜面の頭に調号を付けるためにも、

この曲のKeyが何なのか?を把握しておくことは必要です。

その曲のKeyはどこで分かるの?

黒本やスタンダード集には、譜面の頭に調号が付いていて
それを見ると、その曲のKeyが分かるようになっています。

シャープが2つ付いていたらDメジャー、
シャープが1つ付いていたらGメジャー・・・という具合です。

では、コード進行だけが載っていて、調合が付いていないときは、
どこを見れば分かるのか?

大体ジャズのコード進行は、初めの1小節目や、
最後のコードが、その曲のKeyになっていることが多いです。

例えばこちらのAll Of Meのコード進行をご覧ください。
KeyはCメジャーです。

allofme-chords

(最後のDm7G7はCに戻るためのツーファイブです。
このツーファイブが割愛して書かれていることもあります。)

How Insensitiveでも、最初のコード、終わりのコードがその曲のKeyになっています。
Dマイナーの曲です。

howinsensitive-chords

しかし、Just Friendsのように、
初めの1小節目はその曲のKeyではなく、
最後がその曲のKeyになっていることもあるので、要注意です。

justfriends-chords

この曲の場合、
FメジャーのKeyのダイアトニックコードである「4度メジャーセブンス」
が1小節目にきています。
diatonic-chords
まずは上の画像にもある、ダイアトニックコード7種類を知っておくことが大切です。
この7種類の並び順は、どのKeyになっても変わらない、音楽上の決まりです。

次回はダイアトニックコード以外のコードが出て来たときの、
Keyの把握についてです。

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