All of meのコード解釈

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All of meのコード進行の解釈について
よく検索されているようなので、今回はこの曲について書きます。

All of meは、黒本だと「Cメジャー」の曲です。

7thコードが多いので、
どのように解釈して良いか、悩む曲ですよね。

All of Me のコード進行アナライズ 動画

上記の動画では、リアルタイムで譜面に書き込みをしながら、

All of Me のコード進行のアナライズ方法
それぞれのコードで、最もサウンドするフレーズの種類は?
ツーファイブ進行じゃないところは、どう解釈すれば良い?
サブドミナントマイナーコード(Ⅳm7)は、どのように演奏すると格好良い?

などを解説します。

ジャズスタンダードアナライズ、他にも!

I’ll Close My Eyes や Blue Bossa、Softly などの有名なジャズスタンダード曲の

コード進行アナライズ・演奏できるフレーズの種類・アドリブしやすくコード進行を解釈するポイントをお話ししています。今後も動画を追加してゆく予定です。

All of Me のコード進行は・・

All of me のコード進行は、次のようになっています。

allofme-blog-chords

上の画像のコード進行のままでは、
7thコードが2小節続いたりしていて、アドリブが難しそうです。

そこで!ツーファイブを想定しよう

そこでコード進行の中に「ツーファイブ進行」を想定してゆきます。

例えば最初の16小節はこんな感じ
allofme-blog-change-1

こうしてツーファイブ進行に置き換えると、演奏しやすく、楽しくなりますね!色々な曲で是非お試しください。

ツーファイブ進行に置き換えるコツ

ツーファイブの想定の仕方のコツは、

7thコードが、何のコードに4度進行しているか、を見つける

ことです。

例えば・・

2段目の「A7」は、4度進行してDm7に着地(解決)しています。

7thコード(A7)がマイナーコード(Dm7)に着地しているので、
そこには「マイナーのツーファイブ」を想定します。

解決先のDm7については「マイナートニック=1度マイナー」という解釈をします。

A7では、Em7♭5 A7のマイナーツーファイブフレーズを演奏できます。
解決先のDm7では「Dメロディックマイナースケール」や「Dナチュラルマイナースケール」でできた「マイナートニックフレーズ」が格好良くサウンドします。

最初のうちは、スケールから自分でフレーズを作るのはNGです。
音源から耳コピしたり、フレーズ集からフレーズを拝借したりして、学びます。

同様に・・

3段目の「E7」も Bm7♭5 E7 のマイナーツーファイブ進行に置き換えています。
それに合わせて3〜4小節目のE7も Bm7♭5 E7 のマイナーツーファイブ進行に置き換えています。

4段目のD7は、どこかに4度進行して解決しているわけではないので、メジャーのツーファイブである「Am7 | D7」を想定しています。

解決しない7thコードをツーファイブ進行に置き換えるときは、メジャーのツーファイブ進行に置き換えます。
マイナーツーファイブ進行を想定→マイナーツーファイブフレーズを演奏できる
メジャーツーファイブ進行を想定→メジャーツーファイブフレーズを演奏できる

4度マイナーセブンス

最後の8小節のセクションにある「Fm7」は、この曲のKeyである「C」から数えて、4番目のコードです。Ⅳm7(=4度マイナーセブンス)は、ジャズスタンダード曲に非常によく出てくるコードです。

こちらの動画で詳しく解説しています。

allofme-blog-fm7

Ⅳm7では「ドリアン・フレーズ」を演奏すると、格好良くサウンドします。
Fm7 が Ⅳm7 ならば Fドリアン・フレーズ ということです。

Fドリアン・フレーズとは、Fm7 B♭7のツーファイブフレーズの1小節目を切り取ったようなフレーズのことです。

Fm7 B♭7のツーファイブフレーズの1小節目を切り取ると、それがちょうど Fドリアンの部分になるので、その部分をFm7(=Ⅳm7)のときに演奏してみてください。

文章だとちょっぴし伝わりにくいので、▼こちらの動画をご覧いただくことをオススメします。

 

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