私が考える「ジャズのアドリブ練習の始め方」今回はパート2です。
前回の記事はこちら
アドリブ練習の始め方 動画で一気に見る
▼こちらの動画で、まとめてお話ししています
練習をやみくもに始めてしまう前に、必ずやろう
前回のやることリスト(と言ってもそんなに無いですが・・)を実行したら、次にやるべきことは曲のアナライズです。
曲を練習を始める前に、簡単なコード進行のアナライズが必須なんです。
なぜそんなことが必要なの?
それは
です。
やるとやらないとでは、練習の捗り方が大違いですよ!
ステップ1:コード進行のアナライズをしよう
自分が決めた課題曲のアナライズを行いましょう。
ぜひ習慣にしていただきたい大切なステップです。
アナライズ、とは言っても、やることはシンプルですので、ご安心を。
アナライズ見本
以下の画像を参考にして、マークを入れていきましょう。
(画像ではソフトの都合上スラーになってしまってます)
を付けます。
アナライズをするメリットとは?
アナライズを行なうことで、
ツーファイブ進行があるから、ツーファイブフレーズが必要になるな。ここは4度進行しているから、オルタードのフレーズを集めよう。マイナーツーファイブ進行があるから、マイナーツーファイブも覚えなきゃ!
というように、練習すべき点が見つかってきます。
「ツーファイブ進行とは??」という方は、こちらの記事をご参照ください。
メジャーのツーファイブについて
マイナーのツーファイブについて
ステップ2:必要なフレーズを集めよう
次の練習ステップは「アナライズした結果に沿って、フレーズを集めていくこと」です。
アナライズしたのちに必要になるフレーズは、以下の種類に分類できると思います。
フレーズを使わないで、フィーリングでやるのがジャズじゃないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それはおすすめしません。
まだジャズの言語を知らないうちは、やみくもに音を並べてアドリブしてしまうと、ただのデタラメ演奏になってしまうからです。
既存のフレーズをストックして、アドリブに用いることのメリット
これがアドリブ演奏の上で、非常に大切なポイントとなります。
コード進行に応じて、サウンドするフレーズの種類は異なる
Bebopのアドリブは、単語をその場で瞬時に繋げていくことが主となります。
ストックした単語はどこでも使っていいというわけではなく、
■メジャーセブンスコードには「メジャーセブンスフレーズ」
■マイナートニックには「マイナートニックフレーズ」
というように、サウンドする場所が決まっています。
先ほどの手順でアナライズをして、「曲に必要なフレーズ」が判明しましたら、まずはそれらのフレーズを1つずつ、集めていきましょう。
それは耳コピでも構いませんし、フレーズ集を使って手っ取り早く集めても、まずは問題ないと思います。
フレーズ集の紹介
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