今回はマイナーのツーファイブフレーズの例と、その使い方、解説です。
マイナーツーファイブとは(用語説明)
コード進行で、
○m7b5 (なんとかマイナーセブンフラットファイブ)
というコードと
7thコード(G7やC7といったコード)
というコードが
ペアになっている(=完全4度離れている)ツーファイブ進行のことを、
「マイナーツーファイブ(進行)」と呼びます。
Dm7b5 G7 やAm7b5 D7などは、マイナーツーファイブです。
マイナーツーファイブフレーズ5例
Dm7b5 | G7b9 | Cmのマイナーツーファイブで使える定番フレーズを
以下に5つ書いてみました。
■始まり方が同じで、2小節目がちょっと違ったり
■始まり方が違うけれど、2小節目が同じだったり
■始まり方が違うけれど、2小節目が同じだったり
ということで似たり寄ったりなフレーズなのですが、
このような幾つかの言い回しを覚えておくと、その場の状況によって語尾や始まり方を自由自在に変えられるようになるので、便利です。
ですが、最初に覚えるのは、このうちの1パターンだけで充分です。
マイナーツーファイブのコード進行が出てきたら、馴れ合いのフレーズではなく、新しく覚えたいマイナーツーファイブフレーズを必ず使うように訓練すると、身につきやすいです。
マイナーツーファイブはこれで出来ている
マイナーツーファイブフレーズはスケールでいうと、
解決する先のハーモニックマイナースケールの音使い
で構成されています。
例えば
Dm7b5 | G7 | Cmであれば、
Dm7b5 | G7のときに演奏するマイナーツーファイブフレーズは、
「解決先であるCのハーモニックマイナースケール」で演奏されるのが一般的
Dm7b5 | G7のときに演奏するマイナーツーファイブフレーズは、
「解決先であるCのハーモニックマイナースケール」で演奏されるのが一般的
ということです。
スケールの音から自分でフレーズを作らない
使うスケールが分かったからと言って、スケールの音を適当に並べて自分でフレーズを作るのはオススメしません。
なにスケールでフレーズができているか、ということは知識として理解しておくだけでOKです。
最初のうちは、正解とされているフレーズを演奏しながら、
たしかにハーモニックマイナースケールの音並びだな、うんうん
という感じで、あまり考えすぎず、でもちょっと考えるくらいにしておくのが良いと思います。
理論的に理解しているだけで指は回りやすくなりますし、フレーズも覚えやすくなるからです。
まずは
Dm7b5 | G7 | Cmというコード進行を見たらフレーズが条件反射で1つでも出てくる
状態にするのが最初の目標です。
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