フレーズを覚える、ストックする、なんて簡単に言うけど、
果てしない作業に思える・・・と思っていませんか？
実は案外そうでもないかもしれませんよ。
ジャズのスタンダード集のページをパラパラめくってみると、
意外とでてくるコードって大体決まっています。
よく出てくるキーのツーファイブやトニックのフレーズを
優先的にストック・練習・暗記しましょう。
よく出てくるキー（コード名）
トニックに関して挙げてみると、（以下はピアノなど C楽器の場合です）
C△７, G△７, B♭△７, F△７, E♭△７
と、このあたりがよく出てくるのではないでしょうか？
ツーファイブで挙げてみると
Dm7- G7, Am7- D7, Cm7- F7, Gm7- C7, Fm7- B♭7
がよく出ますよね。
マイナーに解決するツーファイブだと
Dm7♭5 – G7, Em7♭5 – A7, Am7♭5 – D7, Bm7♭5 – E7
などをよく見かけます。
黒本などで確認してみると「ほんとだ！！」と感じられると思います。
コツは・・・
これ以外のツーファイブももちろん出てきますが、
それは出てきたときに１つか２つくらいフレーズを覚えて使うのが
効率が良いのかなと思います。
全てを完璧にやろう、と思うと、足がすくんで前にすいすい進むことができません。
なんだか人生と同じようですね。
しっかりルールを守る箇所と、楽しく終わらせること、両方が大切だと思います。
同じフレーズを12Keyに移調して練習するのはもちろんとても良い練習ですが、
その練習が終わるまでは、肝心の曲の練習はできない、なんてことになったら
本末転倒ですよね。
やる気すらなくなってアドリブも楽器も嫌になってしまったら、さらに悲しいことです。
楽しく、小さな達成感をコツコツ味わっていきましょう♪
サックスのキーだと／トランペットのキーだと
前述はピアノのキーでしたが、
アルトサックス用( E♭楽器)に直すと以下です。
【トニック】
A△7, E△7, G△7, D△7, C△7
A△7, E△7, G△7, D△7, C△7
【ツーファイブ】
Bm7- E7, F#m7- B7, Am7- D7, Em7- A7, Dm7- G7
Bm7- E7, F#m7- B7, Am7- D7, Em7- A7, Dm7- G7
【マイナーに解決するツーファイブ】
Bm7♭5 – E7, D♭m7b5 – G♭7, F#m7♭5 – B7, A♭m7♭5 – D♭7
Bm7♭5 – E7, D♭m7b5 – G♭7, F#m7♭5 – B7, A♭m7♭5 – D♭7
テナーサックス、トランペットではこちら。(B♭楽器)
【トニック】
D△７、A△７、C△７、G△７、F△７
D△７、A△７、C△７、G△７、F△７
【ツーファイブ】
Em7- A7, Bm7- E7, Dm7- G7, Am7- D7, Gm7- C7
Em7- A7, Bm7- E7, Dm7- G7, Am7- D7, Gm7- C7
【マイナーに解決するツーファイブ】
Em7♭5 – A7, F#m7b5-B7, Bm7♭5 – E7, D♭m7♭5 – G♭7
Em7♭5 – A7, F#m7b5-B7, Bm7♭5 – E7, D♭m7♭5 – G♭7
楽器別！よく出るキー順にフレーズを掲載しています
ジャズアドリブフレーズ集では、よく出るキー順に
ツーファイブ・フレーズ
メジャーセブンス・フレーズ
マイナートニック・フレーズ
を掲載しています。
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jazzsounds.net
2019.12.21
よく出るキー順になっているから、フレーズ集なのに「移調楽器ごと」なんです。
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