今回は私が普段実践している「アドリブの練習 Tips 」をご紹介します。
これを意識すると、練習がはかどるかもしれません。
好きなフレーズだけで演奏する、と決意する
「この曲、なんだか演奏しにくいな・・」と気乗りがしない曲も、たまにはありますよね。自分の苦手なキーだったり、よく分からないコードが出てきたり。
そういうときに「この曲を好きなフレーズだけで演奏するんだ!」と決意し、
or
今までに集めたフレーズの中からお気に入りを探す
or
大好きなフレーズを、今回の曲に合うキーに移調する
という努力を1mmだけでも行なうと、苦手だった曲がお気に入りの曲に変わるくらい、好きになれます。
苦手な曲って、適当にごまかして終わらそうとするからこそ、ずっと苦手意識が残ってしまうので、

適当には絶対しない。
絶対自分の好きなフレーズだけでアドリブする!
と決意して練習すると、モチベーションも上がって楽しいです。
毎日違う練習から始める
1人で練習していると、どうしても同じルーティンになってしまいやすいと思います。
という経験はありませんか?私は、とってもよくあります。
苦手な部分の練習を、毎日どれだけやっても、なかなか克服できなかったり・・そんなこともよくあります。
そんなとき、
を意識すると、詰まっていたものが流れていって、うまく回り出すときがあります。
うまくいかないことに固執したり、”好き”を忘れて練習を辛くしてしまったり、自分ができることばっかり練習してしまったりすると、なかなか新しい発見には出会えません。
毎回違う練習からスタートさせると、思ってもみなかったブレイクスルーが必ずあるなあ、と実感します。押してだめなら引いてみろ、です。
覚えられないことは「こう覚える!」と自分に念を押す
■コード進行が覚えられない
■段取りや理論が覚えられない
■試そうと思っているモチーフをアドリブ中に思い出せない
そんなときは
と、長期的な記憶にしっかり焼きついてくれます。
で、自分の記憶に「覚えておこうね!!!」と念を押すと結構覚えていられます。
意外と効果的なので、是非試してみてください。
例)覚えられないフレーズがあったなら・・
「このフレーズは、F#の音から始まる、D7で演奏できるフレーズ。だから、この曲のこの部分で絶対演奏したい。これを明日まで覚えておく!!!!!」
と自分に宣言するんです。
そうすると強烈な印象が残り、覚えていられます。
アドリブ中も「そうだった、あれ使いたいんだった!」と思い出せます。
絶対覚えなきゃだめだからね?と自分に念を押すと、案外覚えていてくれるものです。
耳コピでケーススタディをする
■教わったこと
■調べて分かったこと
があったら「それって実際の演奏だと、どんな感じのフレージングになるんだろう?」と耳コピでケーススタディをするのがオススメです。
「Cm7 | Cm7 では Cマイナーペンタトニックフレーズが演奏できる」ということを知る
↓
Cm7 | Cm7 のコード進行が出てくる Cマイナーキーの曲を探す
↓
レジェンドたちの演奏の Cm7 | Cm7 の部分ばかり耳コピする
↓
「Cm7 | Cm7 では Cマイナーペンタトニックフレーズが演奏できる」の意味がリアルに分かる
机上の理論を実際に体感することで腑に落ちる・美味しいフレーズが見つかる・理論がしっかり記憶に残る、と一石三鳥です。
1つフレーズを覚えたら、さまざまな曲に使い回す
これはいつもブログに書いていることなので、耳タコかもしれませんが・・
を意識して、沢山の曲を練習するうちに
■書きソロから抜け出せる
■コードとフレーズが一致する
など良いことが沢山あります。
「その曲用のフレーズ」という覚え方は本当にもったいないので、1つフレーズを覚えたら、
例)F7 で演奏できるコンディミスケールパターン
例)Gm7 で演奏できるドリアンフレーズ
例)B7 で演奏できるドミナントセブンスフレーズ
例)D△7 で演奏できるメジャーセブンスフレーズ
というようにコードとフレーズを一致させて覚えて、他の曲でも使い回してみてください。(できれば2〜3曲)
お気に入りのフレーズでこの方法を続けると、そのうち好きなフレーズだけでアドリブできるようになるのです♪

好きなフレーズだけで演奏すると、自分に妥協していない気持ちになれるので最高です!
そのうちフレーズのアナライズがもっとできるようになってくると、

例)この Am7 D7 のツーファイブフレーズって、D7 コンディミスケールから出来ているから、F7のときも使えるじゃん!( D7 とF7 のコンディミスケールは同じ音づかい)
みたいな感じで、使い回せる場所が他にも見つけられるようになって、ワクワクします♪
練習 Tips に関する動画












コメント