9年間分の耳コピ譜面を見ながら、お話ししました。
耳コピするときに絶対に行なっていること
耳コピするときに絶対に行なっていることは
(これはメジャーセブンス・フレーズ、というように)
です。
ただ譜面を読んでいる、という状態にならないために「すでに聴き込んだアドリブを耳コピする」か「耳コピしてから毎回音源を聴いて聴いて、聴きまくって真似する」か、これも重要です。
なぜコードを書くの?
耳コピから取り出したお気に入りフレーズは、脳内でコードと結びつけて、覚えます。
たとえば「このフレーズは Am7 D7 のツーファイブ・フレーズだ」というように、コードと結びつけて、脳内にストックします。
コードを書いていないと、何のフレーズとしてストックして良いか、分析することができません。
また、フレーズを演奏しながら「たしかに Am7 D7 の音使いだな」と感じながら演奏することで、コードに対して安全な音も覚えてゆくことができます。
毎回、アーティキュレーションを書くの?
管楽器のコピーをする場合、私は必ずアーティキュレーションもコピーするようにしています。
どこでタンギングするとジャズになるのか、どこでアクセントがついているのか、などは先人から学ぶしかないからです。
アーティキュレーションを正しく真似するためには、何度も何度も音源を聴く必要があり、それを繰り返すことで、脳内に「音色・歌い方・フレージング」がこびりつき、自然と自分の中からも出てくるようになります。
「今回はアーティキュレーションを上達させるぞ!」と決めて取り組むのもオススメです。
この人のアーティキュレーションたまんないな、という人をコピーすると、上達が早まります。
ギターやピアノやベースの方も、歌い方までコピーできるよう、何度も音源を聴いて、真似して、を繰り返すことをオススメします。
分析して、種類別にストックって、難しくない?
コード進行アナライズを、耳コピと並行して勉強するのがオススメです。
というコード進行アナライズを書くことで、横のつながりが見えて、コード進行も覚えやすくなります。
そのアナライズを元に、耳コピした譜面をじっくり見ながら、
メジャー・ツーファイブ・フレーズ(オルタード系も分別できると、なお良い)
マイナー・ツーファイブ・フレーズ
メジャーセブンス・フレーズ/もしくはメジャー・ペンタトニック・フレーズ
マイナートニック・フレーズ(マイナー・スケールで構成されるフレーズ)
もしくはマイナー・ペンタトニック・フレーズ
というように、気に入ったフレーズを取り出して、種類別に脳内にストックしてみてください。
ストックしたフレーズは、実際の曲中ですぐに使うようにすると、覚えが早くなります。
上記で示した以外にも、ドミナントセブンス・フレーズや、コンディミ・スケール・パターン、リディアン・フラットセブンス・フレーズなど、さまざまな種類のフレーズがあります。
少しずつ、関心のある範囲から勉強してゆけば良いので、楽しく練習をすすめてください♪
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