耳コピ、譜面におこす派ですか?おこさない派ですか?
2通りの考え方
耳コピしたアドリブソロは、
譜面におこさない方が良い/おこした方が良い
どちらの考え方の人もいらっしゃいます。
私はどちらも正しいと思うのですが、自分では
気に入ったソロは譜面におこして、
アーティキュレーションやフレーズの分析など書き込み、
数年後も見られるように残しておきたい
アーティキュレーションやフレーズの分析など書き込み、
数年後も見られるように残しておきたい
と思っています。
譜面におこさない派の方は
譜面にしてしまうと、ただ譜面を読んで演奏するだけになってしまい、
→ニュアンスまでコピーすることをサボッてしまう
→覚えることをサボッてしまう
→そうならないために体で覚えたい
→ニュアンスまでコピーすることをサボッてしまう
→覚えることをサボッてしまう
→そうならないために体で覚えたい
という考え方の方が多いイメージです。
これはどちらが自分に合っているか、ということもあると思うので、一概にどちらが絶対正しいとも言えないし、どちらも使い分けられると良いかもしれません。
譜面にする前に、シャドーイングする方法がオススメ
私は「耳コピを譜面におこす派」と書きましたが、実際には
まずは譜面におこさずに、ソロを覚える。
十分にポイントをつかんでから、記録用に、最終的に譜面におこす。
十分にポイントをつかんでから、記録用に、最終的に譜面におこす。
ということが多いです。
これには大きなメリットと理由があるので、耳コピルーティンと併せてご紹介させてください。
【耳コピルーティン】
演奏したい曲を決めます。
↓
いろんなレジェンドの演奏を聴き比べます。
↓
気に入った演奏を見つけたら、耳コピスタートです。
↓
Iphoneで演奏を流しながら、数秒遅れで追いかけながら演奏します(シャドーイング)。
ニュアンスも同時に真似していきます。
↓
いろんなレジェンドの演奏を聴き比べます。
↓
気に入った演奏を見つけたら、耳コピスタートです。
↓
Iphoneで演奏を流しながら、数秒遅れで追いかけながら演奏します(シャドーイング)。
ニュアンスも同時に真似していきます。
→ほぼ同時進行で音源の復唱をするわけですが、追いつかないときはワンフレーズごとに音源を止めながら耳コピします。
※このとき譜面は作らず、耳コピ&復唱したらどんどん次に進みます。
※シャドーイング中は「100%正確でなくても良い」というルールでやってます。
↓
同じソロを何回か繰り返し真似していると、だんだんソロを覚えてきたり、全く覚えられなかったり。
↓
■難しすぎて(または速すぎて)正確にとれていなさそうなところ
■かっこよくてどうしても覚えたい・使いたいフレーズ
があれば、ゆっくり少しずつ正確に音をとり、ここで初めて譜面におこします。
同じソロを何回か繰り返し真似していると、だんだんソロを覚えてきたり、全く覚えられなかったり。
↓
■難しすぎて(または速すぎて)正確にとれていなさそうなところ
■かっこよくてどうしても覚えたい・使いたいフレーズ
があれば、ゆっくり少しずつ正確に音をとり、ここで初めて譜面におこします。
このステップでは、わたしは自分の楽器ではなく、ピアノを使うことが多いです。
シャドーイング中、譜面にしない理由は?
ここまで譜面を作らず、音源を流しながらシャドーイングしていく理由は、
初めから譜面にしてしまうと、ただ譜面を読むだけになってしまい、
ジャズレジェンドの細かなニュアンスやタイム感をつかめなくなるから
ジャズレジェンドの細かなニュアンスやタイム感をつかめなくなるから
です。
恐ろしいのは「どこが美味しいフレーズか、どんな風にかっこいいか」すらキャッチできなくなることなので、私は譜面にする前にシャドーイングしてソロの肝を見つけていきます。
逆に、そのソロをいままで何百回も聴いていて、
美味しいところもニュアンスもばっちりつかんでるぜ!
という場合は、初めからコピー譜を作っちゃったりします。
「音源からできるだけ多くのデータを得て、習得することが大切」という話なので、譜面がないと演奏できない!という場合は、
とりあえず耳コピ譜面をザーッと作る
↓
その譜面を使いながら改めて音源をじっくり聴いて演奏する
このような流れでも良いと思います。
アドリブコピー、1コーラスとるべき?部分的でもOK?
アドリブコピーは、自分が好きなだけやるのが良いと思います。
【こんなときは1コーラス丸ごとコピーがおすすめ】
■アーティキュレーションとか全部最高!真似したい!というとき。
■ソロのスペース感も学びたいとき。
■単純にその人が大好きなとき。
【こんなときは部分コピーがおすすめ】
■このコード進行苦手だから、ここのフレーズだけたくさん集めたい!というとき。
■このフレーズだけすごい気に入ったとき。
■今月は時間がない!というとき。
耳コピし終えた後のルーティン
コピーし終えたら、レジェンドの音源とユニゾンで演奏します。
「タイム感やニュアンス、アーティキュレーションや音の間違い」などを再確認するためです。
↓
コピーしたフレーズを、自分のアドリブに組み込んでいきます。
練習の際「アドリブに使いたいと思ったフレーズ」は多少無理にでも使うよう意識します。
↓
最初は頭の中でそのサウンドが鳴っていないので無理やりになってしまうけれど、だんだん自分に馴染んできます。
「タイム感やニュアンス、アーティキュレーションや音の間違い」などを再確認するためです。
↓
コピーしたフレーズを、自分のアドリブに組み込んでいきます。
練習の際「アドリブに使いたいと思ったフレーズ」は多少無理にでも使うよう意識します。
↓
最初は頭の中でそのサウンドが鳴っていないので無理やりになってしまうけれど、だんだん自分に馴染んできます。
レジェンドの演奏コピーをアドリブに活かすには
コピーしたものを活かせない と悩むことはありませんか? 耳コピにしても市販のアドリブコピー譜を使うにしても、コピーをすると多くのことを学ぶことができます。しかし、ただ譜面を読んで演奏しているだけだともったいないかもしれません。 レジェンドの...
以上、私の耳コピルーティンでした。参考になりましたら嬉しいです。
▼解説動画で見る
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ジャズアドリブの仕方 ウェブセミナー C-015 ソロ・コピーを自分のアドリブに活かす方法 です。アドリブコピーをしたら、気に入ったフレーズを採取して、そのフレーズを自分のアドリブでも演奏できるように Del Sasserを例に解説します。...
▼私がとっても伝えたいこと
で、本当は誰が好きなの??
アドリブを練習するとき、コピーして研究をするとき、 一番大切なのではないか、というくらい大切なことがあります。 みなさん、「本当に好きな人」の真似・研究をしていますか??
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