解決するツーファイブ進行上で演奏できるコンディミ・スケール。
そのアドリブ演奏例をご紹介します。
コンディミ・スケール・パターン
コンディミ・スケールは
■次のコードに解決するセブンス・コード上
で演奏できます。
そのスケールからできる「規則的なパターン」を演奏すると効果的です。
逆に言えば、規則的ではないパターンを演奏すると、
コンディミ・スケールを演奏する意義が薄れてしまいます。
※しかしながら、もちろんスケール・パターンを用いる以外の活用法もあるので、後述します。
コンディミ・スケール・パターン アドリブ演奏例
この動画のアドリブ演奏では、
Em7♭5 | A7 のマイナーツーファイブ進行が解決するとき、マイナーツーファイブ進行2小節に渡り、A7 コンディミ・スケール・パターンを演奏しています。
これは A7 コンディミ・スケールの音を、規則的に並べたものです。
スケールと照らし合わせてみると、どんな規則性があるかが分かり、面白いです。
規則的なパターンを演奏すると、コンディミ・スケールの異質なサウンドが際立って、気持ちが良いです。パターンをいくつか練習しておいて、解決するツーファイブ進行/解決するセブンス・コード上で是非演奏してみてください。
コンディミ・スケール・パターン、他にも色々
コンディミ・スケール・パターンには、様々なパターンが存在します。
様々なパターンは、↓の動画でご紹介しています。
クラシックの曲にもコンディミ・スケールはよく用いられているので、コンディミに対し、クラシカルな雰囲気を感じる方も多いと思います。
補足
私は普段、スケールからフレーズを自作することをオススメしていません。
ただのデタラメを演奏することになるからです。
ジャズレジェンドの話してきた言語=フレーズを覚えて、活用することをオススメしています。
ですが、コンディミ・スケールに関しては「スケール・パターン」を覚えて演奏することをオススメしています。もちろんジャズレジェンドがどのようにコンディミ・スケール・パターンを演奏しているのか、実際に聴くことが、最も良い体得になると思います。
フレーズとしてのコンディミ・スケール 活用法
コンディミ・スケールはスケール・パターンとして用いると効果的、と前述しましたが、フレーズらしく用いる方法もあります。
フレーズとして活用してもまた、美味しいんです。
この動画のアドリブ演奏では、
ただしこれは、
と呼ぶこともできますし、
と呼ぶこともできます。
なので、このようなフレーズを聴いた時「コンディミ感のあるドミナントセブンス・フレーズだね」なんて談義をすることもあります。
脳内から取り出しやすい名前で呼ぶ
呼び方なんてものは、実はなんでもありなんです。
先ほどのフレーズを「コンディミのフレーズ」として覚えたって良いですし「ドミナントセブンス・フレーズ」として覚えたって良い。「オルタード・テンションを含むフレーズ」として覚えたって良いのです。
■ドミナントセブンス・フレーズ
■オルタード・テンション
※最初にご紹介しましたコンディミ・スケール・パターンの場合は、明らかに「コンディミ」の「スケール・パターン」なので、ドミナントセブンス・フレーズとは呼びません。
演奏したときにどんなサウンドがするのか分かってさえいれば、頭の中での呼び方は自分が1番しっくりくるものを選べばOKなんです。好きなフレーズをコピーしたら、どこで演奏できるフレーズなのか考えて、あとは脳内から取り出しやすいようにラベルをつける、これがオススメです。
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