Blue Bossaのアドリブ方法

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今回のジャズスタンダードのアドリブ方法は、
Blue Bossaです。

この曲は16小節しかなく、シンプルで練習しやすいです!
そして、「CマイナーのKey」の練習にもってこいな曲です♪

・Cマイナーペンタトニックの練習や
・Dm7b5 | G7のマイナーツーファイブフレーズの練習
・Cのマイナートニックの練習

などを、コード進行が複雑ではないからこそ、
分かりやすく練習できる曲です。

途中でDbメジャーに転調したりして、
そこも良い練習になります!

今回も、Youtube動画と連動させて、ご紹介させてください。

Blue Bossa

上の動画では、このようにアドリブしています。
bluebossa-1
bluebossa-2

赤いコード進行がこの曲のコード進行になっており、
その下に、1〜3コーラス目の、アドリブのフレーズ内容が書いてあります。

読み方が少しややこしいのですが、、
「1コーラス目」の段を、どんどん下に向かって読んでいき、
一番下にきましたら、
また頭に戻って、
今度は2段目の「2コーラス目」という段を下に向かって読んでいきます。

色々なアドリブアプローチが詰まっています

まず、1コーラス目の2段目の箇所(紫の線が引いてあるところの①)です。

このCm7は、

「Dm7b5 | G7」というマイナーツーファイブが解決する際の「マイナートニック」

なのですが、ここでは、

マイナートニックであるCm7を
「Cm7 | F7」というツーファイブに解釈を変えて演奏しています。
bluebossa-3

この方法は、結構使えます。

ただし、このように解釈した場合は、Cm7 | F7のところでは、
オルタード系のツーファイブや裏コードツーファイブは使えません。
もし使ってしまうと、結構音を外している感じになってしまいます。

ディミニッシュのフレーズ

赤いコードの3段目(紫の線がひいてあるところの②)
「Ebm7 | Ab7 | Db△7」というツーファイブワンのコード進行のところで、

1〜3コーラス目、それぞれ違うアプローチをしています。

1コーラス目は普通にツーファイブワンのフレーズ
2コーラス目は、Ab7のコンビネーションオブディミニッシュスケールのパターン
3コーラス目は、Ebナチュラルマイナースケールのパターン

というように、2・3コーラス目はツーファイブ以外の方法で、演奏しています。

2コーラス目のようなコンディミスケールのパターンは、特に好きです。


DbメジャーのKeyのツーファイブは難しいですし、
滅多に出てこないKeyのツーファイブだと思いますので、

ツーファイブフレーズだけで全コーラス乗り切るのは結構しんどい!ですよね。

とくに、この曲のように、1コーラスが短くて、
何度も同じツーファイブが出てくる場合、

毎回アプローチを変えてやると、
ツーファイブを沢山覚えなくて済むので、結構楽で、かっこよくできます。

メロディックマイナーのフレーズ

赤文字の4段目の、3コーラス目のところ(紫の線の③)で、
Cメロディックマイナーフレーズを演奏していますが、

マイナートニックの箇所で、「Cメロディックマイナーフレーズ」を演奏すると
ぴったりのサウンドがしますので、オススメです。

完全4度のフレーズは不思議サウンド

赤文字の6段目の、3コーラス目のところ(紫の線の④)で、
調性の無いような感じの、完全4度のパターンを演奏しているのですが、

シンプルなコード進行の曲で、
アドリブのネタが大体出尽くしたところで、
このようなフレーズをたまに使うのも楽しいです。

無調性のフレージングについての記事

https://jazzsounds.net/out-phrases

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