今日の記事は、すこーし理論系のお話です。
Lyd♭7thスケールっていつ使う?
Lyd♭7thスケール(リディアンフラットセブンススケール)は、
■2度セブンスコード(Cメジャーの曲の場合、D7)
■(#11)のテンションが指定されている7thコード
■解決していないツーファイブ
■(#11)のテンションが指定されている7thコード
■解決していないツーファイブ
にぴったりサウンドするスケールです。
たとえば・・
以下のようなコード進行のときに、Lyd♭7thスケールがサウンドします。
■Ⅱ7
■解決していないツーファイブ進行
では、オルタード系のテンション(♭9thや♭13th)は使えませんが、「Lyd ♭7thスケール」はぴったりサウンドします。(※もちろんミクソリディアンスケールもサウンドする)
Lyd♭7thスケールをわざわざ覚えなくて良い
ですが、ここでわざわざ「Lyd♭7thフレーズ」をストックしたり、「2度セブンス用のフレーズ」みたいに準備しておくのは、なかなか大変です。
実は、そこまで大袈裟に準備しなくても良いのが、「Lyd ♭7thスケール」の良いところなんです。
というのも、
Lyd♭7thスケール = メロディックマイナースケール
だからです。
もともと持っているメロディックマイナースケールでできているフレーズが、Lydb7thのフレーズとして使える、というわけです。
フレーズの調達はどこから?
ではLyd♭7thスケールとして扱える「メロディックマイナーのフレーズ」は、いったいどこで調達できるのでしょう。・・実は簡単なんです♪
一般的にマイナーツーファイブワンの「ワン=トニックマイナー」の部分では、メロディックマイナースケールでできたフレーズが演奏されています。
→これがそっくりそのまま「 Lyd♭7thスケールのフレーズ」としてストックできます。
つまり・・
■耳コピするなら、マイナーツーファイブワンのワンの部分で演奏されているフレーズを
■フレーズ集を使うなら、マイナートニックのページに載っているフレーズを
ストックすれば「 Lyd♭7thスケールのフレーズになる」ということですね。
他にも簡単な解決法が・・
「Lyd ♭7thスケール」と「ミクソリディアンスケール」は、
音が1音しか変わらないので、
2度セブンスコード(Cメジャーの曲の場合、D7)
(#11)のテンションが指定されている7thコード
解決していないツーファイブ
(#11)のテンションが指定されている7thコード
解決していないツーファイブ
のとき、
Lyd♭7thスケールではなく、
普通にミクソリディアンスケールで演奏しても問題なし
普通にミクソリディアンスケールで演奏しても問題なし
なんです。
ミクソリディアンスケールで、とは言っても、
スケールの音を適当に並べるのではなく、
ちゃんと完成された既存のものを使うようにします。
フレーズ集や、耳コピーしたフレーズのなかから、
アウトしていない、オルタードじゃない、ツーファイブフレーズを見つけて、
使ってみてください♪それがミクソリディアンスケールのフレーズです。
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