イオニアンスケール・ドリアンスケールといった専門用語を教則本で読んで、
つまずいてしまう方が多いようです。
しかし実は、そこでつまずいてしまうのは非常にもったいないのです。
というのも、ジャズの“フレーズ”をある程度演奏したことがなければ、その概念を理解することは不可能だからです。
ちょうど1年前の記事にも、イオニアンやドリアンについて取り上げているものがありました。オススメの記事です。
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「ドリアンスケール」などの音楽理論についてお話ししています
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イオニアンスケールを適当に並べてもアドリブはできない
教則本でイオニアンスケールなどについて書かれるとき、”スケールの音列”にスポットがいきがちです。
それを読んで
「なるほどイオニアンスケールの音を適当に並べて演奏すればアドリブになるんだな」
というのは間違っています。
このブログを始めた3年半前にも、書いています。
まずは単語を覚えよう
みなさんが英語を勉強するとき、自分でアルファベットから単語を作ることは絶対しません。
まずはAppleやThis、Sheなど、既存の英単語を覚えるところからスタートします。
ジャズも同じで、まずはレジェンドたちが使っていたフレーズ(=単語)をなぞってみるところからがスタートです。
もし「人のフレーズを演奏するのは嫌だ」と単語を覚えることを拒むのであれば、
みなさんが話す言語はハナモゲラ語になってしまいます。
どのアーティストが話す言い回しやスラング、口癖が好きかによって、みなさんのカラーもだんだんと構成されていきます。
なので、勉強したことによって人とアドリブがかぶってしまうことは決してありえません。
「ソニーロリンズが好き」「ソニースティットが好き」「ハンクモブレーが好き」と好みが分かれるのと同じです。
後編へ続く
イオニアン・ドリアンを最初に勉強しない方が良い理由-後編-
前編はこちら イオニアン・ドリアンを、私はこれに使ってます 教会旋法には、 ■イオニアンスケール ■ドリアンスケール ■フリジアンスケール ■リディアンスケール ■ミクソリディアンスケール ■エオリアンスケール ■ロクリアンスケール の7種...
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