コードトーンの最も簡単な覚え方

ジャズ理論基礎

2024.01.192024.01.20

この記事は約2分で読めます。

私がジャズを始めたとき、師匠から教わった「コードトーンを覚える方法」をご紹介します。

頭がスッキリする、最も簡単な覚え方だと思います。

もしコードトーンを「ド忘れ」してしまっても、自分で導き出すことができ、安心です。

メジャーセブンス・コードは、
メジャー・スケールの「1・3・5・7番目」の音をとると、完成します。

その他全てのコードは、メジャーセブンス・コードから派生して導き出すことができます。

メジャーセブンス・コードの7度（お団子：下から4つ目の音）を下げると
→ セブンス・コードの完成

メジャーセブンス・コードの3度と7度（お団子：下から2つ目と4つ目の音）を下げると
→ マイナーセブンス・コードの完成

メジャーセブンス・コードの3度と5度と7度（お団子：下から2・3・4つ目の音）を下げると
→ マイナーセブンス・フラットファイブ・コードの完成

メジャーセブンス・コードの3度と5度と7度（お団子：下から2・3・4つ目の音）を下げ、
さらに7度の音（お団子：下から4つ目の音）をもう１度下げると
→ ディミニッシュ・コードの完成

つまり、メジャーセブンス・コードさえ覚えれば、どんなコードも導き出せるのですが・・

メジャーセブンス・コードは
メジャー・スケールの「1・3・5・7番目」の音をとると完成するので、
メジャー・スケールを12キー覚えていることが「コードトーンを覚える秘訣」となります。

「ジャズアドリブの仕方　教則本」では、
コードトーンの導き出し方を、譜面付きで分かりやすく解説しています。
是非一生モノの知識をお手に取っていただければ嬉しいです。

コードトーンの詳しい内容は「ジャズアドリブの仕方　教則本　1/3巻 P.18〜」に掲載しております。

メジャー・スケールは全てのジャズ理論の鍵

コードトーンのみならず、メジャー・スケールさえ覚えてしまえば、
なんとツーファイブ進行、ドミナント進行、など全て頭の中でパッと導き出せるようになります。

メジャー・スケールさえ覚えてしまえば、
曲のキーも簡単に分かりますし、コード進行がどのように出来ているかも見えてくるんです。

メジャー・スケールは全てのジャズ理論の鍵なんです。