今回はBebop Scale(ビバップスケール)の特徴とフレーズ例です。
その名のごとくBebop!!なサウンドがします。
簡単かつ美味しいフレージングなので、アドリブに加えたい要素のひとつです。
ビバップスケールの解説動画
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ビバップスケールとはどんなスケールか
今回は「D7ビバップスケール」を例に、説明させていただきます。
D7ビバップスケールの音使いを確認してみよう
D7ビバップスケールは
■ルートの半音下の音(Gメジャースケールに入っていない音)をはさんで
■そのあとはGメジャースケールを道なりに
という作りになっています。
【とても重要なこと】
ルートの半音下の音(この場合はC#)は必ず裏拍で演奏しなければいけない、という決まりがあります。そうでないと、音を外しているように聴こえてしまいます。
ビバップスケールの覚え方
なぜGメジャースケールを元にするかと言うと、D7というコードは4度進行してG△7に解決するからです。D7 | G△7 というように。
(この場合はC#の音。)
ビバップスケールの活用方法
例えばD7ビバップスケールであれば、
Am7 | D7 のツーファイブ進行の間中、演奏することができます。
もちろん、 D7 | D7 というような、
D7が2小節続くコード進行のときも、使用することができます。
ビバップスケールのツーファイブフレーズ例
では、D7ビバップスケールを使用した、ツーファイブフレーズ例です。
ビバップスケールのフレーズだからといって、ただルートの音から下がってくるだけでは面白くありませんので、今回は少し工夫されたフレーズをご紹介いたします。
チャーリーパーカーが演奏しているようなフレーズなので、聴き馴染みがあるかもしれません。
逆に言えば、この音使い無しにはビバップスケールとは呼べません。それぞれ
ルート / ルートから半音下がった音 / またGメジャースケールに戻ってきた音
となっています。
こちらは1小節単位のビバップスケールからできたツーファイブです。
これらのD7ビバップスケールのフレーズは、次のコードがどんなコードでも(4度進行して解決していなくても)使用することができます。
↓ツーファイブフレーズを集めたい方にオススメの教材
ビバップスケールにもメジャー用・マイナー用がある
今回ご紹介しましたビバップスケールは、メジャー系のビバップスケールです。
メジャー系のビバップスケールは、Am7 D7というようなメジャーツーファイブのコード進行のときにサウンドします。
実はビバップスケールには、マイナー系のビバップスケールがあります。マイナー用のビバップスケールは、メジャー系のものとは少し音使いが違います。
まずは、今回のメジャー用ビバップスケールを先に覚えることをオススメします。
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