【音源付き】ビバップスケール/解説とフレーズ

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今回はBebop Scale(ビバップスケール)の特徴とフレーズ例です。

その名のごとくBebop!!なサウンドがします。
簡単かつ美味しいフレージングなので、アドリブに加えたい要素のひとつです。

ビバップスケールの解説動画

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ビバップ・スケールとは? まずはここから 〜メジャー編〜 A-011
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ビバップスケールをアドリブに組み込む練習法 C-009
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ビバップスケールとはどんなスケールか

今回は「D7ビバップスケール」を例に、説明させていただきます。

D7ビバップスケールの音使いを確認してみよう

D7-bebopscale

D7ビバップスケールは

■D7のルートの「D」の音から始まり
■ルートの半音下の音(Gメジャースケールに入っていない音)をはさんで
■そのあとはGメジャースケールを道なりに

という作りになっています。

【とても重要なこと】
ルートの半音下の音(この場合はC#)は必ず裏拍で演奏しなければいけない、という決まりがあります。そうでないと、音を外しているように聴こえてしまいます。

 ビバップスケールの覚え方

D7ビバップスケールは、Gメジャースケールを元にして作られています。
D7-bebopscale

Gmajor-scale

なぜGメジャースケールを元にするかと言うと、D7というコードは4度進行してG△7に解決するからです。D7 | G△7 というように。

ただし、D7ビバップスケールには1音だけGメジャースケールとは違う音が入っています。
(この場合はC#の音。)

ビバップスケールの活用方法

ビバップスケールはツーファイブ進行の間中、演奏することができます。

例えばD7ビバップスケールであれば、
Am7 | D7 のツーファイブ進行の間中、演奏することができます。

もちろん、 D7 | D7 というような、
D7が2小節続くコード進行のときも、使用することができます。

スケールをそのまま下降して演奏すればビバップスケールでのアドリブは可能ですが、自由に演奏するのは案外難しいので、最初はお決まりのビバップスケールフレーズを定型文のように用意しておき、演奏するのがオススメです。

ビバップスケールのツーファイブフレーズ例

では、D7ビバップスケールを使用した、ツーファイブフレーズ例です。

気に入ったものをビバップスケールのフレーズ」としてストックするのがオススメです。

ビバップスケールのフレーズだからといって、ただルートの音から下がってくるだけでは面白くありませんので、今回は少し工夫されたフレーズをご紹介いたします。

チャーリーパーカーが演奏しているようなフレーズなので、聴き馴染みがあるかもしれません。

long-bebopscale

譜面上の赤い矢印↑↑↑が、ビバップスケールらしさを表している音です。
逆に言えば、この音使い無しにはビバップスケールとは呼べません。それぞれ
ルート / ルートから半音下がった音 / またGメジャースケールに戻ってきた音
となっています。

こちらは1小節単位のビバップスケールからできたツーファイブです。

short-bebopscale

【重要なこと】
これらのD7ビバップスケールのフレーズは、次のコードがどんなコードでも(4度進行して解決していなくても)使用することができます。

↓ツーファイブフレーズを集めたい方にオススメの教材

ビバップスケールにもメジャー用・マイナー用がある

今回ご紹介しましたビバップスケールは、メジャー系のビバップスケールです。

メジャー系のビバップスケールは、Am7 D7というようなメジャーツーファイブのコード進行のときにサウンドします。

実はビバップスケールには、マイナー系のビバップスケールがあります。マイナー用のビバップスケールは、メジャー系のものとは少し音使いが違います。

まずは、今回のメジャー用ビバップスケールを先に覚えることをオススメします。

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