マイナーのBebop Scale(ビバップスケール)の特徴とフレーズ例についてです。
メジャー(長調)のBebop Scaleにつきましては、
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
マイナーツーファイブにはマイナービバップスケール
マイナーツーファイブのコード進行上に
メジャーのビバップスケールを使うと、音が調子外れになってしまいます。
調子外れになる理由は、基準にするスケールが違うからです。
メジャーのビバップスケールは、マイナーツーファイブ進行には使えない。
ビバップスケールにもメジャーとマイナーが存在し、
マイナーツーファイブ進行にはマイナーのビバップスケールがサウンドします。
今回は、マイナービバップスケールとはどんなスケールなのか、ご紹介します。
マイナービバップスケールとは、ずばりこれ!
G7マイナービバップスケールを例に、ご紹介します。
マイナービバップスケールは、以下のスケールを指します。
G7ビバップスケールは、
G7のルートの「G」の音から始まり
↓
ルートの「半音下の音」を通過して
↓
そのあとはCハーモニックマイナースケールを道なりに進む。
(G7が解決する先の”Cm”を基準に考える)
という構造になっています。
この考え方を覚えてしまえば、移調するのも楽チンです。
↓注意点↓
メジャーのビバップスケールのときと同様に、マイナービバップスケールのときも、
「ルートの半音下の音(この場合はF#)は必ず裏拍で演奏しなければいけない」
という決まりがあります。
メジャーのビバップスケールのときと同様に、マイナービバップスケールのときも、
「ルートの半音下の音(この場合はF#)は必ず裏拍で演奏しなければいけない」
という決まりがあります。
なぜ解決先のハーモニックマイナーが基準?
ではなぜ、Cのハーモニックマイナースケールが基準となっているのか、
その考え方をご説明します。
マイナーツーファイブワンのコード進行では、
■マイナーツーファイブの間は解決先のハーモニックマイナースケールを元にしたフレーズ
■マイナートニック(1度マイナー)の間は、そのメロディックマイナースケールを元にしたフレーズ
が演奏されるのが一般的です。
以下のような感じで。
例:Dm7b5 | G7 | Cmのマイナーツーファイブワン
マイナーツーファイブフレーズを演奏したときと同様に、マイナービバップスケールも、解決先のハーモニックマイナースケールが基準となっている、というわけなんです。
マイナービバップスケールのフレーズはどんなの?
↑こちらの記事で、マイナービバップスケールのフレーズ例をご紹介しています。
コメント