【音源・譜面付き】ゆっくりテンポの曲:アドリブ・フレージング例

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ゆっくりテンポ(ミディアムスロー等)の曲を演奏するとき、すべて8分音符のフレーズで演奏すると

なんだか間延びしてしまう・・かといって、16分音符でアドリブするのは難しいし・・

と悩んだことはありませんか?

今回は、そんなときのフレージングアイディアを1つご紹介します。

8分音符だとフレーズが “間延び” してしまうことも・・

たとえば、こんな感じでツーファイブ進行が2つ連続しているとき。
olddevil-ゆっくり

ゆっくりテンポの曲では「ツーファイブフレーズをふたつ並べて 8分音符で演奏すると、なんだか間延びしてしまう・・」なんてことも。
olddevil-ゆっくり

そんなとき、私は次のようなフレージングを好んで演奏しています。

秘技 16分音符ビバップスケール挟み

olddevil-ゆっくり

すべて16分音符で演奏するには相当な技術を要するので、ワンフレーズだけスピーディな16分音符フレーズを差し込むと楽しいです。

5小節目:Fm7

先ほどの例(間延びしている例)と使っているフレーズは同じです。ツーファイブフレーズの1小節目だけ演奏しています。3拍目を倍の速さにして、次の16分音符フレーズへの繋がりを自然にしています。

備考☆
ツーファイブフレーズの1小節目はドリアンのサウンドです。ツーファイブフレーズって、前半部分だけ「ドリアン・フレーズ」として演奏できるんです。
6小節目:B♭7

ビバップスケールは比較的簡単なので 16分音符で演奏するのに持ってこいです。あらかじめ練習しておいたビバップスケールのフレーズを、ゆっくりテンポのときは倍の速さ(16分音符)で演奏してみましょう。

備考☆
ビバップスケールはツーファイブ進行が解決していてもしていなくても、ツーファイブ進行の間中、演奏することができます。
7〜8小節目:B♭m7 | E♭7
16分音符の後のフレーズは、8分音符でいつも演奏しているフレーズを。今回はツーファイブフレーズを演奏しました。

【今回のポイント】
ビバップスケールは比較的簡単なので 16分音符で演奏して、その両脇のフレーズはゆったり8分音符で演奏してメリハリをつけると、なんだか楽しいフレージングが完成します。

これは1つのアイディアに過ぎませんが、是非試してみてください。

元のアドリブ音源はこちらより

この記事に使用したアドリブ音源は、Old Devil Moon です。
Youtubeにアップしています。

こちらをクリックすると、動画が新規タブで開きます。

OldDevilMoon-Thumbnail2

ビバップスケールについての解説動画

ビバップスケールを用いたアドリブについて、解説動画でお話ししています。

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