ブルースでは
以外にも、ツーファイブ・フレーズで演奏できる箇所がたくさんあります。
ペンタ・フレーズで演奏するのも格好良いですが、ツーファイブ・フレーズを用いると、よりビバップが色濃くなって楽しいです。
教則本にも、ブルースについての項目を含めました♪
こんなところにもツーファイブ進行を想定できる
ブルースにはたくさんのセブンス・コードが出てきます。
全てのセブンス・コードに対して、ツーファイブ進行を想定することができるんです。
実際のアドリブ実践音源を用いて、解説動画で詳しくお話ししました。
フル動画を無料でご覧いただけます。
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↓↓↓それでは、今回の解説動画を要約して書いてゆきます。
ブルースにツーファイブ・フレーズを用いる方法
セブンス・コードをツーファイブ進行に分解し、ツーファイブ・フレーズを演奏できます。
たとえば Fメジャー・キーのブルースであれば・・
↓
F7 をツーファイブの「ファイブ」と捉える
↓
Cm7 | F7 のツーファイブ進行に想定する
↓
Cm7 | F7 のツーファイブ・フレーズを演奏できる
F7 は次の B♭7 に4度進行して解決しているので、
ドリアン・ミクソリディアン系の普通のツーファイブ・フレーズにくわえて、解決しているときに使えるオルタード系ツーファイブ・フレーズを演奏することもできます。
↓
B♭7 をツーファイブの「ファイブ」と捉える
↓
Fm7 | B♭7 のツーファイブ進行に想定する
↓
Fm7 | B♭7 のツーファイブ・フレーズを演奏できる
この B♭7 は次のコードに解決していないので、オルタード系のツーファイブ・フレーズを演奏することはできません。
ブルース Tips
ここで、本題とはズレますが、ブルースの演奏 Tips です。
Ⅳ7 では、曲のキーに合わせたマイナー・ペンタトニック・フレーズがピッタリです。
これを覚えておくと、どのキーになっても手数の1つに加えることができて、便利です。また、コードごとにフレーズのキーを変えずに済むので楽しいです。(ずっと曲のキーで演奏できます)
Ⅳ7 に対して曲のキーに合わせたメジャー・ペンタトニック・フレーズを選んでしまうと、音を外してしまうので、注意してください。なぜかというと、メジャー・ペンタ・フレーズに含まれるメジャー3rd の音は、Ⅳ7 にとってメジャー7th の音であり、Ⅳ7 のセブンスの音とぶつかってしまうからです。
例)Fブルースの場合、Fメジャー・ペンタ・フレーズのメジャー3rd は A の音= B♭7 にとってメジャー7th の音なのでぶつかってしまう

コード進行アナライズ
ブルースの 3〜4小節目の Ⅰ7 から Ⅳ7 は4度進行していますが、
この Ⅰ7 はあくまでブルースに出てくるセブンス・コードなので、
ドミナント進行としてのアナライズは行いません。
つまり、4度進行して解決する印である「矢印マーク」は書かない、ということです。
F7 | B♭7 のドミナント進行だと思って演奏すると、簡単です。
F7 に対してドミナントセブンス・フレーズを演奏しても良いですし、解決するときに演奏できるオルタード系ツーファイブ・フレーズを演奏してもOKです。
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