ブルースは、ワンコーラスがたったの12小節しかありませんが、
そのアドリブ方法・考え方は無限だと思います。
今日は数あるブルースのアドリブ方法の中でも、
簡単に「内容の濃い」ブルースソロをとれる方法をお伝えさせていただきたいと思います。
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ブルースソロはペンタだけじゃない
ブルースソロを内容の濃いものにする、簡単な方法、それは、
ことです。
ツーファイブ進行を想定する方法とは・・?
でお伝えしたことがあります。
今回は同じ方法を、ブルースのコード進行に適用していきます。
一般的なブルースのコード進行
一般的なブルースのコード進行は、以下のようになると思います。
Fメジャーのブルースのコード進行
ツーファイブの想定の仕方
元のコード進行を、アドリブが取りやすいコード進行に変えていきます。
5度セブンスに見立てて、ツーファイブ進行を作ります。
このような感じです。
全ての7thコードをツーファイブ進行に見立てると・・
全てのセブンスコードをツーファイブ進行に見立てることが可能なので、試しにツーファイブだらけにしてみましょう。
全ての7thコードでツーファイブを想定したブルースコード進行
全ての7thコードをツーファイブ進行に想定しなおしてみました。
このようなコード進行を想定してアドリブすることができるのですが、
さらにアドリブをとりやすくするコツがあります。
それは
ということです。
例えば・・
例えば下の画像のような塩梅で、ツーファイブを想定してみると、
演奏しやすいです。
ツーファイブ進行の想定の塩梅、たとえば
赤い矢印は「7thコードが4度進行して、着地している」ことを表しています。
2小節目のBb7や、5小節目のBb7や、7小節目のF7や、11小節目のF7は、
ツーファイブにせず、そのままにしてあります。
ツーファイブにせず、そのままにしている小節では、ペンタトニックフレーズでのアプローチが有効です。
ブルースでの「ペンタトニックフレーズ」アプローチの仕方
メジャーセブンスコードではないのに、ツーファイブワン??
ツーファイブを想定するとして、解決先がメジャーセブンスコードではなく、セブンスコードなのに大丈夫なの?
と思うかもしれませんが、
ほとんどのツーファイブフレーズは、
ワンのコードの1・3・5度のいずれかに着地しますので、
着地先がセブンスコードであっても、問題になりません。
解決していないツーファイブは注意
Fm7 Bb7のツーファイブ進行を「Bb7(4度セブンス)」の小節で想定した場合、
ツーファイブは次のコードに「4度進行していない」ため、
綺麗に「解決(着地)」はしていません。(なので矢印にバッテンを付けました)
解決していないツーファイブ進行では、フレーズ同士を繋げるのが少し難しいかもしれません。
また、
(例えば Cm7 F7 | Bb7というように。)
以下の記事で詳しくご説明しています。
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