ブルースのアドリブ方法論

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ブルースは、ワンコーラスがたったの12小節しかありませんが、
そのアドリブ方法・考え方は無限だと思います。

今日は数あるブルースのアドリブ方法の中でも、
簡単に「内容の濃い」ブルースソロをとれる方法をお伝えさせていただきたいと思います。

ブルースソロはペンタだけじゃない

ブルースソロを内容の濃いものにする、簡単な方法、それは、

ツーファイブ進行を想定する

ことです。

ツーファイブ進行を想定する方法につきましては、
以前に

マイナーセブンスコードが4小節続いたときの対処法

マイナーセブンスが4小節続いたときの対処法
I'll Remember Aprilの5〜8小節目もそうですが、 Recorda Meの1・2段目も「マイナーセブンスコードが続いていて難しい」ですよね。 かなり色々な曲で使える対処法ですので、参考にしていただけましたら嬉しいです。

ツーファイブではないコード進行のときの対処法

ツーファイブではないコード進行、どうする?
上記のコード進行の場合、 A7が4度進行してDm7へ解決しているため、 元々の「Em7」を「Em7b5」に変更し、マイナーツーファイブとして分解しても フレーズによっては、ばっちりサウンドします。

でお伝えしたことがあります。

今回は同じ方法を、ブルースのコード進行に適用していきます。

一般的なブルースのコード進行

一般的なブルースのコード進行は、以下のようになると思います。

Fメジャーのブルースのコード進行
blues-1

ツーファイブの想定の仕方

元のコード進行を、アドリブが取りやすいコード進行に変えていきます。

ブルースのコード進行に出てくるF7Bb7などの7thコードを、
5度セブンスに見立てて、ツーファイブ進行を作ります。

このような感じです。
blues-4

全ての7thコードをツーファイブ進行に見立てると・・

全てのセブンスコードをツーファイブ進行に見立てることが可能なので、試しにツーファイブだらけにしてみましょう。

全ての7thコードでツーファイブを想定したブルースコード進行

全ての7thコードをツーファイブ進行に想定しなおしてみました。
このようなコード進行を想定してアドリブすることができるのですが、

さらにアドリブをとりやすくするコツがあります。

それは

ツーファイブにするところ・しないところ、を良い塩梅で設ける

ということです。

例えば・・

例えば下の画像のような塩梅で、ツーファイブを想定してみると、
演奏しやすいです。

ツーファイブ進行の想定の塩梅、たとえば

赤い矢印は「7thコードが4度進行して、着地している」ことを表しています。

blues-2

2小節目のBb7や、5小節目のBb7や、7小節目のF7や、11小節目のF7は、
ツーファイブにせず、そのままにしてあります。

ツーファイブにせず、そのままにしている小節では、ペンタトニックフレーズでのアプローチが有効です。

ブルースでの「ペンタトニックフレーズ」アプローチの仕方

Fブルースのアナライズとフレージング例
ブルースは、多くのアーティストがそうするように、 「ペンタトニックスケール」を用いたアドリブが非常に有効です。 ペンタトニックスケールは、ブルージーな響きがするので、 7thコードが多いブルースにはぴったりなんです。

メジャーセブンスコードではないのに、ツーファイブワン??

ツーファイブを想定するとして、解決先がメジャーセブンスコードではなく、セブンスコードなのに大丈夫なの?

と思うかもしれませんが、

ほとんどのツーファイブフレーズは、
ワンのコードの1・3・5度のいずれかに着地しますので、

着地先がセブンスコードであっても、問題になりません。
blues-5

解決していないツーファイブは注意

Fm7 Bb7のツーファイブ進行を「Bb7(4度セブンス)」の小節で想定した場合、

ツーファイブは次のコードに「4度進行していない」ため、
綺麗に「解決(着地)」はしていません。(なので矢印にバッテンを付けました)

blues-2

解決していないツーファイブ進行では、フレーズ同士を繋げるのが少し難しいかもしれません。

また、

4度進行していない(着地しない)ツーファイブのコード進行上では、「オルタードスケールからできたツーファイブ」のフレーズは使用することができません。
「オルタードスケールからできたツーファイブ」は、ツーファイブ進行が「次のコード進行に4度進行して」着地している場合のみ、使用することができます。
(例えば Cm7 F7 | Bb7というように。)

以下の記事で詳しくご説明しています。

必殺:7thのオルタードフレーズ
習うより慣れろ、ということで、 なぜ同じG7というコードで、こんなにも違う音が使えるのか? という理屈は抜きにして、 まずは、7thコードが4度進行して着地しているところに、 これらのフレーズを当てはめて演奏してみるのが良いと思います。

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