ブルースのアドリブ方法論1

ブルースは、ワンコーラスがたったの12小節しかありませんが、
そのアドリブ方法・考え方は無限だと思います。

今日は数あるブルースのアドリブ方法の中でも、
簡単に「内容の濃い」ブルースソロをとれる方法をお伝えさせていただきたいと思います。

ブルースソロはペンタだけじゃない

ブルースソロを内容の濃いものにする、簡単な方法、それは、

ツーファイブを想定する

ことです。

ツーファイブを想定する方法につきましては、
以前に

「マイナーセブンスコードが4小節続いたときの対処法」

マイナーセブンスが4小節続いたときの対処法
前回は、メジャーセブンスが4小節続いたときの対処法についてでした。 今回は「マイナーセブンスが...

「メジャーセブンスコードが4小節続いたときの対処法」

メジャーセブンスが4小節続いたときの対処法
メジャーセブンスが4小節続くようなコード進行って、 かなり困りますよね? 例えば I'll R...

「ツーファイブではないコード進行のときの対処法」

ツーファイブじゃないところのコードの処理
ツーファイブとトニックに分けてフレーズを覚えて、なんていうけれど、 スタンダード集のコード進行のな...

でお伝えしたことがあります。

今回は同じ方法を、ブルースのコード進行に適用していきます。

一般的なブルースのコード進行

一般的なブルースのコード進行は、以下のようになると思います。

Fメジャーのブルースのコード進行
blues-1

上のコード進行に出てくる「F7」「Bb7」などの7thコードを、
5度セブンスに見立てて、ツーファイブを作ります。

このような感じです。
blues-4

実際に、ブルースのコード進行を、ツーファイブだらけにしてみましょう。

<全ての7thコードでツーファイブを想定したブルースコード進行>
blues-3

全ての7thコードをツーファイブに想定しなおしてみました。

上のようなコード進行を想定してアドリブすることができるのですが、

実はこのときに、アドリブをとりやすいコード進行にするコツがあります。

それは

ツーファイブにするところ・しないところ、両方を良い塩梅で作る

ということです。

例えば・・

例えば下の画像のような配分で、ツーファイブを想定してみると、
演奏しやすいです。

赤い矢印は、
「7thコードが4度進行して、着地している」ことを表しています。

blues-2

2小節目のBb7や、5小節目のBb7や、7小節目のF7や、11小節目のF7は、
ツーファイブにせず、そのままにしてあります。

ツーファイブにせず、そのままのコードを想定することで、
Cm7 F7の箇所や、Gm7 C7の箇所では、

ツーファイブワンのフレーズをそのまま演奏することができます。

メジャーセブンスコードではないのに、ツーファイブワン??

ツーファイブワン、と言っても、
「解決先はメジャーセブンスではなくセブンスコードじゃないか」
と思うかもしれませんが、

ほとんどのツーファイブフレーズは、
ワンのコードの1・3・5度のいずれかに着地しますので、

着地先がメジャーセブンスなのかそうでないか、は問題になりません。
blues-5

Fm7 Bb7のツーファイブの箇所

Fm7 Bb7のツーファイブを「Bb7(4度セブンス)」のところで想定した場合、

ツーファイブは次のコードに「4度進行していない」ため、
綺麗に着地はしていません。(なので矢印にバッテンを付けました)

この箇所は、少しフレーズ同士を繋げるのが難しいかもしれません。

また、

4度進行していない(着地しない)ツーファイブのコード進行上では、
「裏コードツーファイブ」「オルタードスケールからできたツーファイブ」
のフレーズは使用することができません。

「裏コードツーファイブ」「オルタードスケールからできたツーファイブ」は、

Cm7 F7 | Bb7のように、

ツーファイブが「次のコード進行に4度進行して」着地している場合のみ、

使用することができます。

以下の記事で詳しくご説明しています。

重要:裏コードの注意点
前回は裏コードの説明と、参考フレーズについてでした。 前回のフレーズを使って、ジャズスタンダー...
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