毎回、アドリブ練習前に行なっているウォームアップがあります。
↓それがこちらです
とてもオススメのウォームアップ
先ほどの練習動画は、
いま練習している曲に出てくる中から、コードを1つだけ思い浮かべて
譜面を見ずに、脳内のストックから、そのコード内でどれだけフレーズが出せるか
というウォームアップです。
そのコードのサウンドを保ったまま、自由にフレーズを紡ぎます。
フレーズばかりでなく、スケール・パターンをリズムで遊ぶのもアリです。
フレーズばかりでなく、スケール・パターンをリズムで遊ぶのもアリです。
今回の動画では、Dm を頭に思い浮かべ、
- Dマイナー・ペンタトニック・フレーズ
- Dハーモニックマイナー・スケールからできたフレーズ
- Dメロディックマイナー・スケールからできたフレーズ
- Dドリアン・フレーズ
など、脳内にストックしてある Dm で演奏できるフレーズを全て出し切るように、演奏しています。
いきなりこんなにたくさんの種類のフレーズを出す必要はありません。
最近覚えたフレーズや、お気に入りのフレーズ、いま覚えようと努力しているフレーズが出てくるよう、取り組むのがコツです。
「覚えよう」と意識的に思うことで、譜面を見ずにフレーズを出す努力を、脳が勝手にしてくれるからです。
フレーズが出てこないときは?
フレーズが出てこないときも、なるべく少しでも何か出てこないか、思い出す努力をすると、効果がどんどん上がってきます。
「あれ、なんだったっけ?たしかこんなフレーズだったんだけど・・」
とどうしても思い出せないときだけ、やっと耳コピ譜面などを見て振り返り、
覚えられなかった理由を考える習慣を身につけることで、
「次は絶対忘れないぞ、この音で始まって、このキーだからこの音使いなのね、よし、絶対覚えたぞ!」と覚えるための特徴を捉える習慣が身に付くはずです。
その覚えようとする過程が最も大切なのであり、どれだけ自分なりのノウハウが構築されるかが重要なのです。
どんな効果があるの?
1つのコード内で、そのコードらしいサウンドを保って自由に演奏することで、
フレーズを繋げるというハードルが下がり、パズルのようにフレーズを繋げていた不自然なアドリブが解消され、アドリブが自然になる
というのが私が実感したいちばんの効果です。
これは、どんどん移り変わるコード進行内では練習しにくいものだからです。
そのキーに慣れることができる(今回であれば Dマイナー・キー)
何コーラスもネタ切れしないアドリブができるようになる
(1つのコードに対して、さまざまな種類のフレーズがだんだんストックされるため)
(1つのコードに対して、さまざまな種類のフレーズがだんだんストックされるため)
フレーズを繋げるのが楽になる
(さまざまな度数から始まるフレーズが、脳内で一堂に会するため)
(さまざまな度数から始まるフレーズが、脳内で一堂に会するため)
自分でいま演奏したいサウンドを、主体的に選べるようになる
(どんなフレーズを持っていたか、脳内で整理されるため)
(どんなフレーズを持っていたか、脳内で整理されるため)
という効果もあります。
これ以外にも、たくさん効果があり、アドリブが一気に上達するオススメのウォームアップなんです。
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