目先の成果より、生涯をかけてどうなりたいのか、を自分に問う

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まだまだアドリブ道初めと自覚しておりますが・・
それでもじわりじわりと演奏にスタイルや熱量を感じてもらえるようになったのには、自分でも感じているような転機があるんです。

その転機は、

目先の成果より「1年後にどうなっていたいか」「生涯をかけてどんなアーティストでありたいか」を考えながらアドリブを追求するようになったこと

でした。

明日のために練習する自転車操業だと

  • 次のライブに間に合うように曲を仕上げる
  • レッスンの課題曲を仕上げる

これだけを目標にしていたら、
時間をかけてストイックに練習する必要はそんなにないかもしれません。

1つのコードに対し2〜3つフレーズを用意しておけば、その曲は乗り切れますし、
書きソロみたいに完全に決めておけば、とりあえずは演奏できます。

でも・・

底力を上げなければ、いつまでも明日の成果のために毎日仕入れては捨てるを繰り返す、自転車操業になってしまう

とある日、気付いたのです。

  • 一生、このキーが苦手で良いの?
  • 一生、自己流のアーティキュレーションで良いの?
  • 一生、このコード進行をごまかしていて良いの?

そう自分に質問を投げかけてから、

明日には役立たないけれど、1年後に「このプレイヤー」の「この部分」を、自分のモノにしていたい

と心の底から感じるものを、毎日じっくり時間をかけて習得するようになりました。

目先の成果より、一生物のスタイルを

例えば・・
  • このレジェンドのようにペンタトニック・フレーズをファンキーに演奏できるようになっていたい!
    →その人のペンタ・フレーズのみを徹底的に集め、本物そっくりに真似し、分類する
  • このプレイヤーのアーティキュレーションを、自分にインストールしたい
    →その人のお気に入り曲を1曲セレクトし、その曲のアーティキュレーションを本物そっくりに真似する
  • このアーティストのツーファイブ・フレーズは全てキラキラと素敵だから、全て集めたい
    →その人の演奏を隅から隅まで聴いて、欲しいフレーズをどんどん拝借する

明日演奏する曲に関わらず、これを毎日続けたことで、一生物のスタイルが身に付いていったと思います。

大切なことは「その人から何を学びたいか」を狙い定め、絞ること。
「なんとなく全体的にこんな感じ」だと何も身につかないからです。
渋谷菜々子

「そんなことしていて焦らない?」と思われるかもしれませんが「もしも自分がこのプレイヤーのようになれるならば、楽しみすぎる!」というワクワクが勝ちます。

「時間がかかり過ぎて無駄じゃない?」と思われるかもしれませんが、好きでもないような、明後日には忘れてしまう内容を練習する方が怖いです。

普段からの努力が、数ヶ月・数年先にどれだけ差を生むか

を考えると、目先に捉われてしまうのが恐ろしく感じませんか。

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