師匠がね、仰ったんです。
嫌いになるなよ、って。
芸へ向き合う心得
以前、落語家さんが「師匠から教わった、芸へ向き合う心得」をお話しされていて、その中でとても印象に残った言葉があります。
師匠がね、仰ったんです。
落語を嫌いになるなよ、って。
すごく深い言葉だなと思いました。
一芸を突き詰めるということは、つまらない気持ちになることも、報われない気持ちになることも、難しすぎて嫌になることもありますよね。
でも、好きで始めたことなのに、「楽しそう!」という気持ちで始めたことなのに、嫌いになっては元も子もないじゃないですか。
練習しないと出来ないこと、にチャレンジしているのだから、時に苦しくなるのは当たり前。でも嫌いになっちゃあいけない。
事あるごとに思い出す言葉です。
“好き”をリマインドする
このブログをお読みいただいている皆さんの中には、
という方も多いのではないかと思います。
でも嫌いになっちゃあ勿体ない。
そう思って、私が常に意識していることがあります。
それは、音楽を聴きながら・・
と日々、自分にリマインドすることです。ワクワクするって大事です。
■心の底から震える演奏
■聴いているだけで目にじんわり涙が浮かぶくらい、共感できる音楽
を聴いて「これはもう自分でも演奏してみなきゃ!」と居ても立っても居られない気持ちにしてやるんです。
義務感で練習しない
練習にのめり込んでいるときこそ、意外と忘れがちなステップなんですが、やっぱり
という順番じゃないと、なかなか首尾よく上達しないなあ、と経験上思います。
義務感でやっていると、絶対にいつか嫌いになりかける。そんなの悲しいじゃないですか。
私がサックスからフルートに転向せざるを得なくなり、途方に暮れて何もかも嫌いになりそうになったとき、1番意識したのは上記のステップでした。
そうやって進んでみて本当に良かった、と感じています。
もちろん「楽しいという気持ちしかないです!」という方は、そのまま KEEP GOING でやっていくのが絶対に良いと思います。その気持ちが1番大事です。
コメント