最近、ギターのあるアプローチを新しく自分のアドリブに取り入れたいと思い、今までに全く取り組んだことがない練習をしています。
そこで「全くやり方の検討がつかないとき、どのようにその技術を会得できるようになっていくのか」を思い出しました。
やり方の検討がつかないとき
全くやり方の検討がつかないにしても、
「こういうのがやりたい」というイメージはあるわけです。
参考にした音源をもとに、おおよそこうすれば練習になるのではないか、という検討をつけます。
それをすぐにやってみます。できる兆しが確定しているわけではないので、時間を置くと、やる気が失せてしまうからです。
この時点では、勉強している内容が全く頭に入りません。
とは言え、集中して要点を掴むようにします。
すると、1日目よりも覚え方/演奏法の、自分なりの分析ができるようになります。
何らかの規則性やノウハウを見つけ出せるので、うっすら覚えられるようになってきます。
もう一度最初からやり直すつもりで、丁寧にここまでの学習をさらいます。
そしてそこから、何かしらの結論を出します(ここが重要です)
自分なりの結論や分析結果、さらにこうすればいけるのではないか、という予想を立てます。
やってみて分かることや曖昧な点が出てくるので、それをまた音源に戻って確認します。
ベータ版をどんどん洗練してゆくイメージです。
何らかの結論を出すことが大事
私はこの「毎日練習にログインすること」がとても重要だと感じています。
もちろん「毎日は練習できない」という場合の方が多いと思います。
ですが、日が経つと「あれ、なにやって何考えてたんだっけ?」というのがわからなくなり、いちいち練習が1日目に逆戻りしてしまうことがあります。
課題に取り組む前に、いちいち集中力が必要になってしまうんです。
逆に、継続して(できれば日を置かずに)同じ問題を解いていると、そこに意識を集中させる必要がなくなり、呼吸をするように集中できるようになります。
楽器奏者が練習を毎日やってしまうのは、必要に駆られてというよりも、集中するゾーンに入るスピードが速くなることを無意識に自覚している、そしてその精神状態が気持ち良いからではないか、と最近感じています。
難問に取り組めば取り組むほど、問題を解くのが速くなり、物事を会得するためのスピードが速くなるのを、自分でも感じるんです。
これは仕事でも同じことが言えるな、と感じます。
毎日問題を本気で対処する気になれば、やることは全く変わってきます。
これで完璧、ということは何にしてもありえませんが、
絶対に習得するぞと誓って、日々練習にログインすることで、全く結果が変わってくるんです。
たまにしか練習時間がとれない、という方には
未来の自分へ、今日の練習内容・気づき・次にやるべきことを紙に書き残しておく方法がオススメです。
オススメの教則本
全体像が見えて、練習の仕方の手順が見えてくる教則本です。
何をすべきかが分かり、迷いなく練習に取り組むことができます。
アドリブ練習のゼロから上級な内容までを掲載しています。

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