ジャズアドリブ練習のコツ

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最近、ギターのあるアプローチを新しく自分のアドリブに取り入れたいと思い、今までに全く取り組んだことがない練習をしています。

そこで「全くやり方の検討がつかないとき、どのようにその技術を会得できるようになっていくのか」を思い出しました。

やり方の検討がつかないとき

全くやり方の検討がつかないにしても、
「こういうのがやりたい」というイメージはあるわけです。

参考にした音源をもとに、おおよそこうすれば練習になるのではないか、という検討をつけます。

それをすぐにやってみます。できる兆しが確定しているわけではないので、時間を置くと、やる気が失せてしまうからです。

1日目は当たりをつけたやり方で練習してみます。
この時点では、勉強している内容が全く頭に入りません。
とは言え、集中して要点を掴むようにします。
2日目は、もう一度同じ練習にログインします。
すると、1日目よりも覚え方/演奏法の、自分なりの分析ができるようになります。
何らかの規則性やノウハウを見つけ出せるので、うっすら覚えられるようになってきます。
3日目は、分析した結果から分かることを胸に、
もう一度最初からやり直すつもりで、丁寧にここまでの学習をさらいます。
そしてそこから、何かしらの結論を出します(ここが重要です)
自分なりの結論や分析結果、さらにこうすればいけるのではないか、という予想を立てます。
4日目は、ついに自分の決めた課題曲の上で、ここまでの結論をアドリブに取り込んでみます。
やってみて分かることや曖昧な点が出てくるので、それをまた音源に戻って確認します。

ベータ版をどんどん洗練してゆくイメージです。

何らかの結論を出すことが大事

私はこの「毎日練習にログインすること」がとても重要だと感じています。
もちろん「毎日は練習できない」という場合の方が多いと思います。

ですが、日が経つと「あれ、なにやって何考えてたんだっけ?」というのがわからなくなり、いちいち練習が1日目に逆戻りしてしまうことがあります。
課題に取り組む前に、いちいち集中力が必要になってしまうんです。

逆に、継続して(できれば日を置かずに)同じ問題を解いていると、そこに意識を集中させる必要がなくなり、呼吸をするように集中できるようになります。

楽器奏者が練習を毎日やってしまうのは、必要に駆られてというよりも、集中するゾーンに入るスピードが速くなることを無意識に自覚している、そしてその精神状態が気持ち良いからではないか、と最近感じています。

難問に取り組めば取り組むほど、問題を解くのが速くなり、物事を会得するためのスピードが速くなるのを、自分でも感じるんです。

ですが「なんとなくできそうなところだけやって、なんとなくやってみて、なんとなく覚えようとするフリをしている」と、毎日が練習1日目になってしまい、その場では覚えたつもりになっていても、何の曲にも応用できず、地盤がいつまで経ってもゆるゆるしてしまいます。

これは仕事でも同じことが言えるな、と感じます。
毎日問題を本気で対処する気になれば、やることは全く変わってきます。

これで完璧、ということは何にしてもありえませんが、
絶対に習得するぞと誓って、日々練習にログインすることで、全く結果が変わってくるんです。

たまにしか練習時間がとれない、という方には
未来の自分へ、今日の練習内容・気づき・次にやるべきことを紙に書き残しておく方法がオススメです。

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