完成を先延ばしにしない

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調子良く練習を進めてゆくために気をつけていることがあります。

それは「完成を先延ばしにしないこと」です。

完成させるのが怖いのかも

調子良く進んでゆくために、わたしは

どれだけ難しい曲でも、とりあえず初めから終わりまで完成させる
(ただし妥協はしないこと)

それから改善点を見つける

という手順を意識しています。

いつまで経っても上手く演奏できない曲があるとき、自分の心の中を覗いてみると

完成させるのが怖い。

↓なぜなら・・

いま完成させても、あまり良い出来じゃない。
だって自分なら今よりもっとうまくできるはず。
あと1ヶ月待てば、できるはず。

という考え方をしていることに気づきました。

1曲完成させるまでは

■うまく演奏できる可能性
■下手くそな演奏になる可能性

どちらも残されているので、未完成=安全地帯に留まっていたい気持ちがしますよね。
まるで『シュレーディンガーの猫』のよう。

目処がついている場合は、今日習得する

改善方法の目処は立っているけれど、いま取り組むのは面倒くさい。

という理由で、完成を先延ばしにしてしまうこともあります。そんなときはいつも

あとでやろうと思っている練習は一生やらないはずなので、今日やっちゃおう。

と鼓舞しています。今日完成に持っていく!くらいの気持ちが必要なのかもしれません。

 

” うまくできないループ ” から抜け出す

いつまでも上手く演奏できない曲があるときは、今までの方法に凝り固まって同じ地点をループしていることが多いので、傷付くのを覚悟で、いったん完成させることが大切だと感じます。

なんとか今までの英智を結集して1曲完成させる

その演奏を録音する

録音を聴きながら、うまく演奏できなかった部分を分析して、考察する
自分の演奏に凹む可能性あり!ですが、当たり前なので大丈夫です

またトライしてみる
(同じ曲で再挑戦しても、次の曲で考察したことを試してもOK)

この流れの方が上達のスピードが速く、新しいことを身に着ける力も圧倒的に強いと思います。

「なにがどう悪いのか?逆にどんなところが長所なのか?」を客観視するのは難しいので、録音は本当に大切だと思います。

一生懸命考えたことは決して無駄にはならないので、改善を試みて失敗してしまっても大丈夫です。あとで役立ちます。

思っていたよりヒドいときは、大成長の予兆

自分の演奏の録音を聴いて、

改善点どころか、思っていたよりも演奏がヒドい!!!ガーン!!

と深く傷付くことも。でもそんなときは大成長の予兆です。

感情が大きく動くと「成長したい」という気持ちも「本気」に変わるので、うまくいくのかなあと思います。

妥協して完成させても意味がない

とりあえず完成させる、とは言っても

うまく演奏できない部分に蓋をして、妥協するのでは意味がありません。
■この日までにどうにかするぞ!とデッドラインを決めて、今の時点でのベストな方法を導く
■自分なりのベストを尽くす→答えを導く力が身につく=考察力・分析力・実践力が上がる
妥協して完成させてもモヤモヤするだけなので、あらゆる手を尽くして、今の時点でのベストを目指すのがオススメです。
なんで上手くいかなかったんだろう?と考えて、実践で色々試していると、私は時を忘れるくらい必死になってしまいます。上手くいったら嬉しいですし、またダメだったら再挑戦。そしてさらに夢中になってしまう。本来、創作活動はこのプロセスを楽しむものだと思います。

いったん仕上げると、次へ向かう「気楽さ」が生まれる

自分ではすごくハードルが高く思えていた曲も、1度完成させてしまうと、

「よっしゃ、来週もう1回挑戦しよう。」
「よし、次はこの曲も完成させてみよう。いまの自分ならチャレンジできそう。」

と思えて

次へ進む「熱意」に加えて「気楽さ」が生まれます。

取り組むこと自体にハードルを感じなくなるので、創作が楽になるなあと思います。

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