人と演奏するときの気持ちのコツ

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人と演奏するときって、
どうしても邪念が出たり、真っ白になってしまったり、
焦ってオーバーブロウになってしまったり、指が回らなかったり、
悔しい思いをすることがあると思います。

そんなときの、私なりの気持ちのコツを、今日は書きたいと思います。

証明しようとしない

アドリブをバンドなどで演奏する際、1番大切にするべきことは、

実力を証明しようとしない

ことだと思います。

「こんなこともできるし、あんなことも練習したんだぞ!」と
持てるものを全て発揮しようとすると、
空回りして、失敗し、実力を1つも出せずに終わってしまう可能性が高いです。

「自分は出来るんだぞ!」

ではなく、

「こことここは、緊張していても多分成功する。
だからそこだけは最低限おさえよう。

そこ以外は多分うまくできないけど、
もし緊張でガチガチじゃなければ、チャレンジしてみよう。」

という風に、

・最低限ここだけおさえれば、自分は満足というところ
・練習したので、できれば成功させたいところ
(成功しなくてもまぁいっか!という意識で)
・普段意識している演奏時の注意点

を頭に置いておくと、

興奮しすぎず、テンションが冷静になり、演奏しやすいです。

人へのリスペクトも大切です。
「練習したし、自分の演奏を成功させたい!」というよりは、
「みんなすごいから、その肩を借りて、演奏しよう」と少々控えめな気持ちで
演奏に参加すると、本来の持てる力を発揮できるように思います。

練習でたまに成功するところは、本番ではラッキー程度に

練習でたまに成功するところは、
本番では出来ない前提で、「まぁ多分できませんけどね」と
テンションが下がった状態でいくと、
個人練習しているときと同じ感覚になり、

本番では意外と成功してしまう、というようなことも多いように思います。

短所も知られている前提で演奏する

演奏時に周りにいる人が、良くも悪くも自分の実力を全て知っていると、
演奏時に緊張することも少ないです。

お客さんに対しても、自分の短所を見てもらうつもりで演奏する、

というのも、緊張しないコツかもしれません。

練習では、演奏を向上させる努力をするべきですが、
本番では、ここまでの自分で勝負するしかないわけですから、

出来ないものは出来ないからしょうがない、

とある意味開き直るような気持ちでいると、リラックスできます。

うまくできない瞬間を観察する

焦ってうまくできないときも、
「今日はだめだろうな」と思っていて、やはり上手く出来ない日も、
「今日は自信満々!」と思っていたのに、なぜか失敗してしまった日も、

その感じを「観察する」方向に意識を向けると、
うまく演奏できたときよりも、大きな収穫が得られます。

失敗しているなーという瞬間って、
「どうにか巻き返さないと!!!」と焦ってしまいますが、

そうではなく、

「こりゃだめだな。まぁ今回はしょうがない。これで終わり、という訳でもあるまいし。
でもなんで上手くいってないんだろう。
練習のときは何を意識してたっけ?
緊張すると、自分の姿勢とか考え方はどう変わるんだろう?」

という風に、失敗のデータを集めるつもりで考えながら演奏を続けると、

演奏時の姿勢や、普段の練習法、または呼吸法などの基礎の部分など、

人前でも安定して普段通りの実力を出すためのヒントを収集することができます。

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