アドリブを始めて最初にするべきことは

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アドリブを勉強しよう!と思い立って、
まず、何から始めよう?と迷う方は多いですよね。

結局のところ、自分の好きなことから始めるのが良いと思いますし、
以前の記事でもご紹介しましたが、
「どこから手をつけてもかかる時間は同じ」だと思います。

結局何から手をつければ良いの?
私のブログであったり、色々な教則本であったり、音楽雑誌であったり、 練習法や練習すべきことに関して 役に立ちそうなことは沢山書いてあるんだけど、 「練習すべきことが多すぎて、どのページから手をつけて良いか分からないよーー!!」 なんて、混乱...

とりあえず始めてみれば何が足りないかに気付き、
次の行動を決める手がかりになります。

ですが、効率よく迷いなく進む道は人それぞれあるはずです。

今回は、アドリブを始めるときに、迷わず第一歩を踏み出すコツをご紹介したいと思います。

行き先を決めよう

ジャズのアドリブを始めよう!と思うとき、
きっとみなさんの中には誰かアイドルがいらっしゃるはずです。

パーカーのように吹きたい、とか
リーモーガンみたいに吹きたい、とか
マルサリスみたいになりたい、とか、、

ビジネス本でも成功哲学でも、
「行動する前に、最終的にどうなりたいのか目標を決める」というのは
必ず書いてあることですが、
アドリブにおいても同じことが言えます。

どんなプレイヤーになりたいのか、
そのためにはどんなフレーズをどんなイントネーションで、
どんな順番で吹けるようにならなければいけないのか。

これはプロになるのが目標でない方も、必ず見つけなければなりません。

「誰」みたいになりたいのか、的をなるべく小さく鋭くしぼらないと、
全てを目指さなくてはならなくなり、途方に暮れてやる気がなくなります

目標にするのは自分の楽器以外の人でもOK

必ず大好きなアーティストを目標に設定してください

練習していればやる気は上がったり下がったりするものですが、
大好きで本当に憧れる存在であれば、
一時的にやる気がなくなったとしても、続けるモチベーションを保つことができます。

「サックスなら『この人』と言われているから」というような理由だけで
練習を始めると、自分の心が追いついていかないので、なかなか上達しにくいです。

「うわ、これは鳥肌だ」と思うような人をぜひ目標にしてください。

アドリブの練習においては、自分の楽器以外の人をアイドルにするのも
もちろん素晴らしいことだと思います。

私はフルートを吹いていますが、コピーしたり憧れたりするのは
ピアノやトランペットのアーティストが多いかもしれません。

聴いて吹いて慣れる

アイドルを決めたら、次のステップは、
その人が使っている言語(フレーズ)に慣れることです。

そのアイドルのCDをたくさん聴いて、
なるべく指もその人の言語に慣れるように、
コピーして「吹けるようにする」というのが大事です。

始めは必ずしも耳コピでなくて良いと思います。
慣れるまではコピー集を使うのも有効な手です。

そのアーティストの言語に慣れるにつれて、
耳コピは後からできるようになってくるからです。

例えば急にブラジルに単身赴任することになったとして、
ポルトガル語を話さなくてはならない状況になったとします。

やみくもにポルトガル語の文法を丸暗記したりするよりは、
その言語を誰かが話しているのを聴いたり、どんな単語が存在するのかを知ったり
することが先決ですよね?

アイドルを決める
その人の使う言語に慣れる

この2つがアドリブを始める最初のステップかなと思います。

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