転調の多い曲のアドリブのコツ

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ジャズスタンダードの曲の中には、どんどんKeyが変わっていって、ペンタトニック1発〜♪などでは演奏できないような、難しい曲もたくさんありますよね。

転調の多い曲の練習のコツ

転調の多い曲を練習するときのポイントをお伝えします。

1番頻出度の高いツーファイブ進行からフレーズを練習していく
→より多く出てくるKeyのツーファイブ進行から練習していくことで、曲の多くを占める部分をクリアできる、ということになるので、効率が良いです。

できれば何パターンかフレーズを用意しておいて、バッキングを流しながら「次はあのフレーズ」「次はこっちのフレーズ」というように、その場で好きにフレーズを選んで演奏できるようになるのが理想です。

何パターンか用意するフレーズにもコツが!

フレーズをストックする際、同じKeyのツーファイブだからと言って、
似たような音形のフレーズを選んでしまうと、

■似ていて覚えにくい
■聴いていて変化が無く、つまらない

というデメリットが出てきてしまいます。

そこで、同じKeyのツーファイブフレーズをいくつかストックするときには、

少し違うタイプ(音形・出だしの休符・使われているテンション音・・etc)
のフレーズを選ぶ

ということがポイントです。

難しいツーファイブ進行は、最初は休符のままでOK

いきなり全てのKeyのツーファイブに対応しようとすると難しいので、

まずは演奏する箇所を、1つのKeyのツーファイブ進行にしぼる
(例えば頻出度の高いGm7 C7の箇所だけ演奏するぞ!という感じ)

そのKeyに対して複数のフレーズを用意する
(例:Gm7 C7のツーファイブフレーズをいくつか用意する)

そのKeyのツーファイブ進行が出てくる度に、毎回違うフレーズを出せるようにする
(例:Gm7 C7の進行が出てくる度に、違うフレーズを演奏できるように訓練する)

と、フレーズの定着率が高まると思います。

最初は、他のKeyのツーファイブ進行は、休符のままで結構です。

無理にフレーズを入れようとして、ぐちゃぐちゃになり、
結局なにも覚えられない、というのではもったいないからです。

そして、慣れてきたら他のKeyのツーファイブ進行もやってみようという感じで
転調の多いコード進行の中に、自分の演奏可能な範囲を増やしていくのです。

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