7thが2拍ずつ、4度進行して連続するようなコード進行
が出てきたとき、前回の記事では
素直に「コードトーンを使ったフレーズ」を演奏する
というのをオススメしていました。
前回の記事はこちらです。
7thコードが2拍ずつ連続しているときは・・
7thが2拍ずつ続く、このようなコード進行ってよく出てきますよね。 G7 C7 | F7 Bb7 | Eb7 Ab7 | Db△7 上のコード進行はジャズスタンダードの「Jordu」のサビ頭です。 Keyは違えど、この 7thが2拍ずつ、4...
このようなパターンになっているフレーズを演奏するのも
よいのですが、
さらにフレージングの選択肢があると、助かりますよね。
7thコードが連続していてもツーファイブを使えちゃう
G7 C7 | F7 Bb7 | Eb7 Ab7 | Db△7
(Jorduのサビ頭のコード進行です)
(Jorduのサビ頭のコード進行です)
上のように、
7thコードが2拍ずつ、4度進行して連続するようなコード進行では、
普通にツーファイブのフレーズを使うことができます。
どういうことかと言いますと・・
G7 C7 | F7 Bb7 | Eb7 Ab7 | Db△7
というコード進行を
Gm7 C7 | Fm7 Bb7 | Ebm7 Ab7 | Db△7
という風に解釈して、ツーファイブフレーズを演奏する、というような方法です。
Jorduですと、Stan Getzがこの方法でソロをとっている箇所があります。
7thコードというのは、4度進行している場合、
様々なテンションを使うことのできるコードですので、
マイナー7thコードとして解釈して演奏しても、
理論的には大丈夫です。
前回のパターンフレーズと一緒に使うと、
難しい7th連続のコード進行でも、手数に困りにくくなります。
難しい7th連続のコード進行でも、手数に困りにくくなります。
フレーズ例
例えば12Keyで演奏するとこのようになります。
G7 C7 | F7 Bb7 | Eb7 Ab7 | C#7 F#7 | B7 E7 | A7 D7
というコード進行を
Gm7 C7 | Fm7 Bb7 | Ebm7 Ab7 | C#m7 F#7 | Bm7 E7 | Am7 D7
として解釈して演奏しています。
ツーファイブに解釈し直して演奏するとき、フレーズによっては
「少しきわどいかな?」と思うこともあるかもしれません。
そのときには、違うフレーズを選んでみましょう。
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