さて本日も「マイナーフレーズの攻略法パート4」です。
前回同様スタンダード曲「枯葉 Autumn Leaves」を使ってすすめていきたいと思います。
パート3はこちらです。
アドリブへの最短ルート:マイナーフレーズ3
さて本日は「マイナーフレーズの攻略法パート3」です。 前回同様スタンダード曲「枯葉 Autumn Leaves」を使ってすすめていきたいと思います。 パート2はこちらです。
マイナーフレーズだけだとくどい?!?!
前回紹介したマイナーフレーズ常套句だけを用いて
枯葉を演奏するとこんな感じでした。
マイナーフレーズをいくつか覚えただけで
ワンコーラス楽々かっちょよく吹けてしまって便利・・・なのですが
ここで少し問題発生です。
3コーラスほどソロを吹くのであれば、
そのうちの1コーラスをマイナーフレーズのみで攻めるのも、良いと思います。
良い、というかむしろ、かなり良いことだと思います。
ですがあまりにもずっとマイナーフレーズだけを使ってソロをとると、
うまくやらないとちょっとくどい感じになってしまうかもしれません。
(参考音源、なんだかくどかったですよね?)
それと、ちゃんとフレーズをストックした結果なのに、
「あいつ一発でソロやってるなー、理論分かっちゃいねえぜ。」と思われるかもしれません。
「ペンタトニック」の「ジャズアドリブフレーズ集」販売開始しました
本日より、私が制作した ジャズアドリブフレーズ集Vol.2 よく出るキー順 ペンタトニックと3-6-2-5-1進行のフレージング の販売を開始しました。 C楽器用・Eb楽器用・Bb楽器用・低音楽器用の4種類をご用意しています。 ジャズアドリ...
そこで解決法です
ペンタトニックのサウンド1色になってしまわないためにも、
慣れてきたら、
ツーファイブワンを吹く箇所
と
マイナーフレーズを吹く箇所
と
マイナーフレーズを吹く箇所
両方を組み合わせてみましょう。
アドリブへの最短ルート:フレーズ当てはめ練習パート2
スタンダード曲「枯葉 Autumn Leaves」を使って、 アドリブ練習法実践編パート2を書いていきたいと思います。 さあ皆さん、フレーズは集められましたでしょうか? 枯葉のアドリブのためには2種類のツーファイブワンが必要でしたよね。
以前のこちらの記事で紹介したツーファイブワンのフレーズ(以下の画像を参照ください)
と、前回紹介しましたマイナーフレーズ、
これらをうまく組み合わせて使います。
組み合わせて吹くとこんな感じです。
組み合わせるってどういう意味?
組み合わせる、といっても難しいことはありません。
ツーファイブワンのフレーズは、しっかりコード進行に合わせた然るべきところで吹き、
マイナーフレーズは好きなタイミングで吹いていきます。
マイナーフレーズは好きなタイミングで吹いていきます。
本来ツーファイブを吹いていた場所で、マイナーフレーズを吹いても良いんです。
Gマイナーのフレーズなので、枯葉のコード進行であれば、
曲中どこでこれらのマイナーフレーズを吹いても問題ありません。
曲中どこでこれらのマイナーフレーズを吹いても問題ありません。
3小節目から吹き始めようが、2小節目からフレーズを始めようが、
なんでもありです。
ツーファイブワンを吹いたり、マイナーフレーズを吹いたり、
自由に遊んでみましょう。
ぐっとアドリブになりましたよね!!
Autumn Leavesでツーファイブ・フレーズ特訓 〜C楽器用〜 C-033
今回は Autumn Leaves でツーファイブ・フレーズの特訓をする方法をご紹介します。Autumn LeavesはCm7 | F7 | B♭△7 のメジャー・ツーファイブ進行とAm7♭5 | D7 | Gm のマイナー・ツーファイブ進...
マイナーセブンス・コードが2小節続く時のアドリブ法 〜ペンタトニック編〜 B-008
マイナーセブンスコードが2小節つづくときのアドリブ法について、前回とは違うアプローチ方法を解説します。今回ご紹介する方法はよりシンプルで、特に「短調の曲」を演奏するときにも役に立ってくれるのでオススメです。今回ご紹介するのは「マイナーペンタ...
コメント
Shibuyaさん こんにちは。 熊本の稲野です。
ここは実に参考になる素敵なサイトだと思います!!。
そして、マイナーペンタ+ブルーノートスケールは万能技(というか、神頼みの技)ですね。
早速ピアノでやって見ました。解説されている通り、当然ですが全ての小節でピッタリ決まりました。 これで2−5に束縛されずに前へ進めます!!。掲載されているフレーズはブルースでのソロにも大変参考になります。
ロストした時にも大いに役立つと感じました。尤も私は古希を超え、山の神から夜間外出禁止令が出ていますのでセッションもままなりません訳ですが。
ピアノとギター、ベース、クラ(以前はサックスも)は毎日練習していますが(下手の横好きとも言いますね)、Shibuyaさんはフルートがご専門とお見受け致しました。最近フルートは触っていませんでしたが、このサイトではフルートでの音源も提供されておりますのでこの機会に再開したいと思います。
まずは感謝申し上げる次第です。
稲野様
先日につづき、暖かいコメントをいただきまして、ありがとうございます。
励みになります。
そうなんです、ツーファイブフレーズだけでアドリブをすると、
少し束縛されるような感覚ですよね。
ペンタトニックを導入すると、非常に自由になります。
色々な楽器をされているのが、とても羨ましいです。
フルートもまた再開されるのですね!
今後ともよろしくお願いいたします。