チュニジアの夜の、アドリブのアイデアをいくつかご紹介します。
A Night in Tunisiaを例に
チュニジアの夜(A night in Tunisia)のコード進行を例に説明していきます。
チュニジアの夜のAセクションは、「Eb7 | Dm」というコード進行がひたすら繰り返されます。
Eb7はA7の裏コードですので、下の画像のように解釈することができます。
裏コードについての解説記事はこちら↓
同じKeyが続くときは、譜面と違うコードの間隔でもOK
結局このコード進行は、8小節間DマイナーのKeyだということが分かります。
よって、7thコードを譜面とは違う長さに解釈して演奏することができます。
このように解釈したり
A7の長さを自由に解釈して演奏することができます。
A7が続くコード進行で、何を演奏すれば良いのか
コンディミを使ってみよう
を使って演奏すると、
かなり尺が持つので、フレーズを覚えるよりも楽かもしれません。
ディミニッシュスケールは、
スケール練習のパターンのようなものを使用すると、
このスケールの良さが出ます。
シンメトリーなスケールを活かす感じです。
最後にDm(1度マイナー)にしっかり着地させることがポイントです。
コンディミスケール、ディミニッシュスケールにつきまして、
こちらの記事でご紹介しています。
ツーファイブを使ってみよう
A7が「Dm」というマイナーコードに解決していますので、
マイナーのツーファイブを想定し、演奏するのも一般的です。
<2小節のマイナーツーファイブ>
最初の2小節をマイナーツーファイブフレーズにしてみたり
1小節ごとにマイナーツーファイブを解決させたり(元のコード進行通りですね)
ツーファイブフレーズは、そのとおり演奏するだけで
さまになるので、便利です。
オススメツーファイブフレーズ集
Dマイナー1発で演奏するのもあり
元のコード進行では、A7がDmに解決するので、
初めからずっと「Dm1発」で演奏してしまう、というのも楽しいです。
<Dマイナーペンタトニックフレーズ1発>
ファンキーになりますね。
<Dメロディックマイナーフレーズ1発>
面白いサウンドです。
アウト感を出そう
今までご紹介しましたフレーズは、
コードのサウンドに沿っていて心地よかったのですが、
アウトさせるのも、こうした一発系のコード進行にマッチしています。
<完全4度のパターン>
例えば、調性が無いように感じさせる
「完全4度のパターン」なんかもオススメです。
<トライアドのパターン>
または、A7を軸にして、
「Aのトライアド(3和音)」と「Gのトライアド」を
順番に演奏するのも、
調性が感じられにくくなり、アウト感が出ます。
7thコードでは、色々なアプローチができますので、チュニジアではもちろん他の曲のコード進行でもお試しください!
Youtubeでチュニジアを演奏しています
Youtubeでは、上記に挙げたようなフレージング例で、チュニジアのアドリブをしています。
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