よく楽器屋さんでツーファイブフレーズ集が売られていますよね。
こういう本を使うのは邪道なんじゃないか?
ちゃんと自分で耳コピしなきゃ意味がないんじゃないか?
と思うかもしれませんが、そうとも限りません。
というよりむしろ、最初はこのような本も活用すべきだと思います。
ツーファイブフレーズ集を使うべき2つの理由
ひとつには、そのフレーズ集にかっこいいイケてるフレーズが載っているかもしれない、
ということが言えるからです。
ですが一番の理由は、ツーファイブやトニックで使われる
「一般的なフレーズ」「常套句」を手軽に学べる、
ということがあげられるのではないでしょうか。
ツーファイブ集を使うことで、
そのコード進行のときに聴こえているべきサウンドを
誰でも簡単に吹いてみて理解することが出来ます。
そのフレーズを用いることで、
人が安心して聴いていられるソロ、サウンドを作り出すことができます。
こんな経験はありませんか?
英単語を沢山覚えると、洋画や海外ドラマを観ているときに、
ふと「あ、今なにを言ってたか聞き取れたぞ!」と思ったことはありませんか?
それに似た感じで、基本的なジャズのフレーズを理解すれば、
自分が好きだ!と思うフレーズに出会ったとき、
簡単に聞き取ることができ、譜面におこすことができます。
また、それが一体どんなコード進行に合うのか、もつかむことができるのです。
基本構文を理解することができれば、口語文でも話すことができる、ということです。
でもやっぱりフレーズ集より耳コピの方が良いのでは?
そんなこと言ってもやっぱり耳コピの方が良いんですよね?と
思う気持ち、分かります。
フレーズ集を使うと、なんだか人のノートを写して
そのまま提出していた学生時代を思い出す・・・なんて方もいるかもしれません。
もちろん好きなアーティストを耳コピして・・・というのも素晴らしいです!
ですが、耳コピが思うように進まず結局断念し、フレーズを手に入れられなければ本末転倒。
ツーファイブフレーズ集は手抜きをするための楽な手段、という訳ではなく、
私たちに正しい道をさらっと教えてくれる優しい友達なのです。
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