フレーズ集を練習に活用してみて思ったこと・あるある

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新曲の練習に、私が制作したフレーズ集を使ってみました。
どんなフレーズ集を活用するときも、このような「あるある」を皆さん感じられるのでは?と思い、今回は「フレーズ集あるある」と「あるあるの私なりの解消法」を書いてみました。

私が制作しましたフレーズ集はこちらです

■ジャズアドリブフレーズ集Vol.1 よく出るキー順 ツーファイブとトニック

他にはない「ジャズアドリブ・ツーファイブフレーズ集」が完成しました
私が制作しました ジャズアドリブフレーズ集Vol.1 よく出るキー順 ツーファイブとトニック の販売を開始しました。 C楽器用・Eb楽器用・Bb楽器用・低音楽器用の4種類をご用意しています。 セミナーやレッスンで、多くの生徒さん方から おす...

■ジャズアドリブフレーズ集Vol.2 よく出るキー順 ペンタトニックと3-6-2-5-1進行のフレージング

「ペンタトニック」の「ジャズアドリブフレーズ集」販売開始しました
本日より、私が制作した ジャズアドリブフレーズ集Vol.2 よく出るキー順 ペンタトニックと3-6-2-5-1進行のフレージング の販売を開始しました。 C楽器用・Eb楽器用・Bb楽器用・低音楽器用の4種類をご用意しています。 ジャズアドリ...

C楽器用・Eb楽器用・Bb楽器用・低音楽器用の4種類をご用意しています。

フレーズ集あるある:その1

フレーズ集あるある:
複数のキーのフレーズを練習してしまうと「どれがどのキーのフレーズだっけ?」と頭がこんがらがり、結局なにも覚えられない。

これは私よくやっちゃいます。これの私なりの解消法は・・

新曲を練習しているときは「どのキーのツーファイブフレーズやトニックフレーズ、ペンタトニックフレーズが必要なのか?」を考えて、覚えるフレーズを1つのキーに絞る

これを意識することで・・

■記憶の定着が早い
■忘れにくい
■結果的に他のキーに挑戦する時間・余裕が生まれる

と強く実感できます。

たとえば、Em7 A7のツーファイブフレーズを覚えたいのであれば、Gm7 C7のフレーズも覚えたい・・と欲張るのは一旦やめて、まずはEm7 A7のツーファイブフレーズを1つか2つ覚えて、最初は無理やりにでも曲に使ってみるんです。

最初はぎこちなく、不自然に思えますが、だんだん頭の中でフレーズの音が鳴ってくると「自分のフレーズ」として歌うように演奏できるようになってきます。

フレーズ集あるある:その2

フレーズ集あるある:
たくさんフレーズを覚えても、曲を通したときに新しいフレーズをいくつも思い出せることは稀。

これにも私はよく悩まされます。1つのキーに絞ったとしても、自分が慣れていないキーの場合、フレーズをたくさん増やそうと欲張ってしまうと・・

頑張って新しいフレーズを3〜4つ暗記した

曲を通してみると、1つも新しいフレーズを思い出せない

いつもの古いフレーズに頼る/もしくは、なにも出てこない

という悪循環に陥ってしまいがち。これはあるあるだなあ、とフレーズ集を使ってみて感じました。

なので、

難しいキーのフレーズの場合、この曲のあの部分にマッチしそう!というフレーズを見つけたら「とりあえずその1つのフレーズを使い続ける」という方にシフトすることをオススメします。

そうすると・・

■記憶の定着が早い
■忘れにくい
■結果的に、フレーズを増やすことに挑戦する時間・余裕が生まれる

ということが実感できました。

練習の時点から格好良くスマートである必要はないんです。

フレーズ集あるある:その3

フレーズ集あるある:
(主観的に見て)特徴が多いフレーズは、他のキーに移調して練習すると「理論的にそのフレーズを覚えていることになる」ので、忘れにくい。

特にフレーズ集のフレーズは、耳コピと違って初見であったり、慣れないフレーズのことが多いので、移調することで馴染みを持たせることができます。

すごく格好良いフレーズを見つけたとき、

フレーズを「よく出るキー」に移調する練習

を、私は取り入れています。

移調するためには、フレーズの

■音形
■始まる音の度数

などの特徴を捉える必要があり、捉えた特徴を元に移調してゆくことで、結果的に

さまざまなキーでお気に入りのフレーズを演奏できるようになり、フレーズを理論的に思い出すことができるようになる。そのため、アドリブ中に思い出せる確率もグンと上がる。
という良い循環を生み出すことができます。

このような移調のお話はこちらの記事にも書いています。

練習が苦行にならぬよう

フレーズ集は使い方次第で練習が効率的にすすみ、自分のアドリブが飛躍するのを助けてくれます。

もちろんレジェンドたちの演奏を聴いて、それを真似して演奏し、そこからフレーズを取り出し、自分のアドリブに用いる、というプロセスも非常に大切です。

バランスをとりながら、楽しみながら、苦行にならぬよう、が1番重要だと感じます。

 

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