みなさん、新年の誓いは立てましたか?

今年こそは、アドリブうまくなるぞ!
という誓いを立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか??
今回は、新年に新たな気持ちでスイスイとアドリブへ取り組むための、私流のコツをお伝えしたいと思います。
頭を整理するために、フレーズを絞る
フレーズ集を持っていたり、教則本を持っていたり、自分で耳コピしたソロがあったり、
手元にフレーズはたくさん持っているはずだけど

どこから手をつけて良いか分からない・・
と混乱してしまい、うまくアドリブ練習が進まない、なんてこと、よくありますよね。
真面目な方ほど、持っているフレーズ全ての端から端までアドリブに活かさないと!と、力んでしまいがちです。
なのですが、まずは・・
いま練習している曲ごとに
■必要なフレーズ
■最低限使うフレーズ
だけをマスターするようにしてみてください。
「どのフレーズがいまの自分に必要なのか?」を知るためには、練習中の曲の「コード進行アナライズ」が必要になってきます。
必要なフレーズとはどんなものか
では “必要な/最低限持っておくべきフレーズ” にはどんなものが挙げられるでしょうか。
私が考えるのは、次のフレーズです。
いま練習している曲に出てくるKeyのみ、各key1つずつくらい
いま練習している曲に出てくるKeyのみ、各key1つずつくらい
2つずつくらい、いま練習している曲に出てくるkeyに移調して使う
2つずつくらい、いま練習している曲に出てくるkeyに移調して使う
3つずつくらい、いま練習している曲に出てくるkeyに移調して使う
(トニックや、ほか色々なところで使えます)

↓
覚えたフレーズを他の曲に使い回す
↓
次の曲でも、また少しずつフレーズを仕込む
↓
これを繰り返すことで、だいたいのコード進行に対応できるようになってきます



フレーズの断捨離:フレーズが覚えられない場合に有効

頭の中がゴチャゴチャしてしまい、フレーズを覚えられない!
という悩みがあるならば、まずはフレーズを断捨離してみてください。
頭を整理できさえすれば、あとからいくらでもフレーズを覚えることができるからです。
フレーズの断捨離は、私がジャズを勉強し始めたばかりの頃、とても効果があった方法でした。

どうせ覚えられないのなら、まず1つに絞って、うまくいったら増やそう
と思ったのがキッカケで始めました。そこからはフレーズを覚えるのが得意になり、アドリブ中に引き出すのも楽になりました。
例:ツーファイブフレーズを1つに絞る
他のフレーズは、いったん捨てるような気持ちです。(譜面の紙自体を捨てる必要はありません、気持ちだけです。)
このとき自分が心の底から好き!と思えるフレーズを選んでください。
好きなフレーズでないと、覚える気になれないからです。
そのフレーズがすでに身についている場合は、さらに1〜2個、数を増やしてもOKです。増やすときも、必ず「自分が好きなフレーズ」を選んでください。
曲を選ぶのが先決
“フレーズを絞る” さらに前段階で、
ということが不可欠です。
曲を決めましたら、すぐに楽器で音を出し始めるのは、あまりおすすめしません。
計画してから、行動した方が、目的地に着くのが確実に早くなるからです。
曲を決めてからまず最初にすることは、
です。
かなり難しいとは思いますが、間違っていても全く問題ないので「コード進行のアナライズを、曲の練習を始める前に必ずやる」ということを、新年からの練習方法に取り入れてみてください。
確実に成果が出ます。
コメント
以前にフレーズの繋ぎかたについて質問させて頂いた者ですが面倒な質問をしてしまいお気を煩わせてしまっているかも知れませんので私の質問は無かったものとしていただけますでしょうか?
いただいたご質問に回答させていただきました。
コメントをいただけて、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
こちらの記事より回答をお読みいただけましたら、嬉しいです。
https://jazzsounds.net/qanda-phrases-stock
はじめまして。いつも大変参考にさせて頂いています。
フレーズを最低限この位、という部分に関して質問させて頂きたいのですが、少ないフレーズでアドリブの練習をする際に、使いたいフレーズを特定箇所で使う事を優先して、フレーズ同士の繋がりについては後回しにしてしまっても構わないのでしょうか?
繋がりを意識すると覚えるフレーズの数が多くなってしまうので処理仕切れなくなってしまいますので教えて頂きたいです。
いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
とても重要なご質問をいただきましたので、近日中に考えをまとめて回答を記事にさせていただきたいと思います。
私自身とてもよく悩んできたことなので、少しでもお役に立てる内容になりますよう、書いていきます。
記事をお待ちいただけましたら幸いです。コメントをいただき誠にありがとうございました。