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ドリアンとかイオニアンっていつ使うの?

この記事は約4分で読めます。

生徒さんから

「ドリアンとかイオニアンとか、よく分からないんですが、
こういう知識はいつ役立ちますか?」

というご質問をよくいただきます。

たしかに、ジャズの教則本を読むと、必ず書かれています。

「必要な知識ですか?」という質問には、絶対に「はい」と答えます。

ですがこれらは、最初に覚えなければ次に進めない、という知識ではありません。

じゃあ覚えなくても良いの?

初心者なら覚えなくても良い、とは言い切れません。

あとで上達したときに、知っていないとデタラメを演奏する人になる可能性があるからです。

ジャズの練習や勉強は、同時進行で色々進めておいて、
あとでそれが集結して分かってくるもの

なので、

ドリアンなどの言葉は、知識としては覚えた方が良いけれど、

最初のうちは、アドリブ練習とは切り離して考えた方が良い

です。

頭がこんがらがって前に進めなくなるので、効率が悪くなるかもしれないからです。

いつになったら役立つ知識なの?

いつ使う知識なんだろう?と思うかもしれませんが、

その知識を使うべきときは、そのときがくると自然に分かるようになります。

RPGや脱出ゲームなどで、
最初の内にゲットするアイテムは持て余しますが、
使うべきシーンがくると「あ、ここで使うアイテムだったのか!」と分かる、
あれに似てます。

ドリアンやイオニアンが役立つシチュエーションとは

とは言ってもやっぱり、
具体的にいつ役立つんだ・・と気になりますよね。

ドリアンやミクソリディアン、イオニアン、というような知識は、
以下のようなときに役立ちます。

■自分で集めたフレーズを仕分けるとき
■この進行ではどの種類のフレーズが合うのだろう?と分析するとき

自分で選んだフレーズの音が外れている気がする・・

例えば、

ツーファイブの進行の箇所にツーファイブフレーズを当てはめているはずなのに、
「なんか浮いている気がする」「音が外れている気がする」

と思うことはありませんか?

それはきっと、
そのコード進行に対して、
選ぶツーファイブフレーズの種類を間違えているからなんです。

ツーファイブフレーズ、と一括りに言っても、

■解決しているときに使えるツーファイブフレーズ
→「テンションの音が多いツーファイブフレーズ(オルタード系)」
■解決していないとき・解決しているとき両方に使えるツーファイブフレーズ
→「アウトしていない、普通のツーファイブ(ドリアン・ミクソリディアン)」

など、実はその中でも種類が分かれています。

そんなときに、ドリアン、などの知識が役立ってきます。

ここのツーファイブは解決していないな

解決していないということは、
ここはドリアン・ミクソリディアンで演奏するとサウンドするかもしれない

ということはつまり、
オルタード系ではない普通のツーファイブフレーズを演奏すれば良いのか

というように、そのコード進行に対して
どんなフレーズが最適か、を判断する基準となります。

つまり、フレーズに名前が付いていると便利ということ

今回のドリアン・ミクソリディアンなどの用語や
アベイラブルスケールなどの知識は、あくまでも

使えるフレーズの種類を特定するために用いるもの

なので、

「Gミクソリディアンか。
よし、Gミクソリディアンの音使いで自分でフレーズを作ろう。」

というような使い方はしません。

以前も、アベイラブルスケールに関して、記事を書きました↓↓

使えるスケールは分かった、でもそれで??
「アドリブを勉強しよう」という最初の段階で、 スケールの音を並べ替えて自分でフレーズを作ろうとするのは大変危険な行為です。
フレーズやコード進行に名前のラベルが付いていると、
あとで引き出しから取り出しやすいので便利だね!

ということなんです。

ツーファイブのフレーズに限ったことでもありません

ツーファイブ以外にも、ジャズフレーズの中には
色々な種類のフレーズが存在しています。

あるルールに乗っ取って、好きなフレーズを選ぶことで、
コード進行に沿っている、且つスリリングなアドリブをすることができます。

なんだか聞いているだけで気が遠くなる話なのですが、
実はそんなに複雑な話ではなく、分かってしまえば簡単です。

ただ、「分からないなぁ・・」と思って悩んでいる場合は、
まだアドリブにその知識を使う段階ではないのだ、と開き直ることが大切かなと思います。

足踏みしていてはもったいないです!

まずは難しく考えず、覚えたフレーズを、
合いそうな場所で使ってみると、次に練習すべきことが見えてきます。

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