「ツーファイブフレーズは大体いくつずつくらい覚えていますか?」
というご質問をよくいただきます。
私はおそらく
という感じだと思います。
このくらいあると、新譜を渡されても「え。無理!」となることは少ないのと、
アドリブを何コーラスか演奏してもフレーズには不自由しません。
(記事の後半に、4つずつくらいフレーズがあるとどんな感覚なのか書いてみました。)
ですが、
ただ何も考えず4つずつ覚える。というのはあまり効率の良い練習とは思えません。
まずはフレーズを1つにしぼる
私が
さあ、どうしようか?」
という状態から、
となるまでの過程で、
最初にやったことは、フレーズをしぼること
でした。
耳コピしたりフレーズ集を買ったりして何年も経っていたある日、
よく訳が分かっていないまま集めたフレーズを、一度整理することから始めたんです。
Dm7 G7のツーファイブフレーズは、お気に入りのこれ1つ!
Fメジャーセブンスのフレーズは、お気に入りのこれ1つ!
Am7b5 D7のマイナーツーファイブは、お気に入りのこれ1つ!
その他のフレーズは、せっかく長年かけて集めたものでしたが、
一旦「使わない」という選択肢を選びました。
頭が整理できれば、フレーズはいくらでも覚えられる
Dm7 G7というコード進行が出てきたら、迷わず自分のお気に入りを使い、
F△7というコード進行が出てきたら、これも同じく、
1つにしぼったフレーズを毎回使いました。
そうすると、毎回毎回
ことになるので、
(メジャーのツーファイブなのか、マイナーのツーファイブなのか?など)
がしっかり頭に定着してきます。
定着してきたらこっちのものです。
1つフレーズを定着させたら、次の段階は?
次の段階では、
と徐々に増やしていく
のですが、あら不思議。
前より圧倒的に簡単に覚えられる&アドリブ中にフレーズが出てくるようになる
のです。
嘘だと思う方は、試していただきたいです。
↓
次に自分が演奏するフレージングを、迷わず演奏することができる
↓ ということは
4つくらい覚えるとどんな気持ち?
私は大体どの種類のフレーズも4つずつ(Keyによってはそれ以上)くらいを
覚えて使っていますが、良いことは2つあります。
まず
そして次が1番うれしいことで、
次のフレーズに繋げやすくするフレージングが自然と身につく
(=ただのフレーズのコピペではなくなる)
ということです。
ただの「フレーズのコピペ」ではなくなるには
アドリブを練習・演奏していると、
と悩むことは多いと思います。
そんなとき、実は、
少し語尾を変化させたり、音を足したり削ったりする必要がある
のですが、
3〜4つほどツーファイブフレーズを覚えて使っていくうちに、
フレーズの語尾をどのように変化させるべきか、分かるようになる
のです。
これも、
ただフレーズの数を4つずつくらいまで増やしていけば良い、というわけではなく
「同じフレーズを、いかに工夫して様々なシチュエーションで使うか」
というところが大切なのですが、これについて、
今月から始まるアドリブセミナースタンダードコースでお話しいたします。
是非ご参加ください♪
今回のアドリブセミナーは「フレーズの繋がりについて」も深く!
以下の日程で、アドリブセミナースタンダードコースという新しいコースを開講します。
(どの楽器の方でも参加可能です。)
アドリブにおいての、
フレーズの繋げ方・必要なフレーズの種類・フレーズの変化のさせ方
をどなたでも着実に身につくよう、丁寧にご説明させていただきたいと思っております。
アドリブセミナースタンダードコースの日程
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Pf.諸見里修 Fl.渋谷菜々子 Bass.南山拓朗
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