使えるスケールは分かった、でもそれで??

勘違い

さあこれからアドリブをできるように練習していこう!
というときに皆さんがよく勘違いしていることがあります。

その曲で使えるスケールを勉強して、そのスケールを適当に羅列させて吹いたり、
そのスケールを使って本当にゼロからアドリブのフレーズを作ろうとしていることです。

もちろん練習を進めるうちにそういった練習がとても重要になってくるのですが、
まずは既存のフレーズを使ってソロを組み立てていくべきです。

「アドリブを勉強しよう」という最初の段階で、
スケールの音を並べ替えて自分でフレーズを作ろうとするのは大変危険な行為です。

例えば・・・

皆さんの英語力が高校英語レベルだった、と仮定して、

会社で英語でプレゼンテーションをしなくてはならなくなった、とします。

プレゼンの内容に合わせて必要な単語を調べて、話したい内容にそって、
文法的に誤りの無いように並べ替えますよね?

自分でアルファベットを並べ替えて単語を作ったりしないはずです。

まずは単語を覚えて、それをその曲のコード進行に対して間違いの無いように並べられるようになることが大事です。

その『単語』というのは、
1小節のものであったり2小節であったり、4小節であったり様々ですが、

私は

•ツーファイブ

•トニック

•マイナートニック

という単位で単語を覚えるのが良いと思います。

アベイラブルスケールの意義

教則本に載っているスケールを練習した、
でもそれでその後どうやってアドリブに結びつけるの?という質問をよく耳にします。
私もそう思っていました。

使えるスケール(アベイラブルスケール)、というものが教則本に載っているのは、
自分でフレーズをゼロから作ってゼロからアドリブしなさい、と言っているわけではなく、
この曲で使われるべきスケールを知ることで、間違ったフレーズを当てはめてしまい、
サウンドしなくなるという事態を避けられるからです。

例えると、日本語の文章を書きたいのに英語のアルファベット文字を使ってしまう、
といったことをしないために、このコード進行では「ひらがな」という文字を使いましょう、と教えてくれている、のが教則本のアベイラブルスケールなのだと思います。

abcd

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Comment

  1. Nanako Shibuya より:

    稲野真一様
    素敵なコメントをくださり、ありがとうございます。
    とても嬉しいです。
    少しでも練習のヒントになるような記事を書き続けられるよう、
    精進していきたいと思います。

    Fly me to the moonについて、
    稲野さんがされている練習の方法が、
    とても効率が良いと思っています。
    まずKeyで全体的に演奏できるようにしてから、
    細かいコードを気にして演奏すると、
    自然な流れのフレージングになりやすい、と感じています。

  2. 稲野 真一 より:

    初めまして。熊本の稲野と申します。
    ギター、フルートなど触っていましたが1年前からピアノに挑戦しております。
    2日ほどFly Me To The Moon のアベイラブルスケールを練習しましたが、アドリブとどう結びつけるのかさっぱり分かりませんでした。むしろCメジャースケールのなかでコードを意識しながら好き勝手に弾いた方が、おぼろげながらアドリブらしく聞こえました!!

    そこでこのサイトにたどり着きまして、目からウロコとはこの事でしょう。大変参考になります。先ずは御礼申しあげます。