ツーファイブフレーズやトニックフレーズやペンタトニックフレーズなどを覚えて、
スタンダードのコード進行に当てはめて練習していく方法は、
本当にオススメの練習法です。
ランダムに演奏できるよう、何パターンか覚えて、
「1コーラス目はこれ」
「2コーラス目はペンタフレーズではなく、ツーファイブにしようかな」
というようにソロを瞬時に構築していけると
「アドリブしている!」という気分になるのですが、
ここで、把握しておくべき大切なことがあります。
実は、
「1曲だけ」でフレーズを当てはめる練習をしているうちは、
まだ書き譜と同じような感覚のまま、なんです。
順番ではなく、コードと結びつける必要性
最初の1曲目の段階では、
その次はあのフレーズで・・」
と順番でフレーズを覚えている可能性が高いため、
頭の中で「コード」と「フレーズ」はまだ結びついていません。
「フレーズを順番で覚える」という作業も、
悪いことではなく、かなり大切な練習です。
しかし、このまま曲を変えずに練習を続けていても、
書き譜を演奏しているのと変わらなくなり、他の曲にフレーズを使い回すことはできません。
Am7 D7のツーファイブフレーズと言ったらこれ、
F△7のトニックフレーズと言ったらこれ、
というように、コードを見たら、条件反射でフレーズが出てくる、というのが理想です。
フレーズを使いこなす解決策は?
そのためにも、1曲目で覚えたフレーズを、別の曲で使い回すことをオススメします。
その際、なるべく同じKeyの曲を選んだ方が、
同じKeyのツーファイブやメジャーセブンスコードが出てくる確率が高く、
フレーズを使いまわしやすくなります。
「このフレーズは、Am7 D7のツーファイブフレーズなんだ」
ということが、しっかり記憶にきざまれていきます。
ポイント☆
同じコードが出てきたら、
必ず1曲目で使ったのと同じフレーズを使うことを守ってください。
なかなか歯がゆい練習なのですが、
コードとフレーズが結びついた後であれば、
いくらでも他に新しいフレーズを覚えていくことができるので、
最初は欲張らず、どの曲でも、同じコードには同じフレーズを、
演奏するよう心がけましょう。
そうすると、どの曲を演奏しても、同じクオリティのアドリブが展開できるようになります。
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