1曲アドリブを仕上げる手順

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アドリブをどんどん上達させるには、曲数を踏むのが一番手っ取り早いように思います。

「今回はこんなコード進行に対応できるようになった」というのが
1ミリずつでも増えれば、それは確実に上達している証拠だからです。

もちろん1曲1曲丁寧に練習していかなければ意味がありませんが、次の曲に果敢に挑戦することも大切です。

とりあえず一曲仕上げてみよう

とりあえず1曲最初から最後まで仕上げてみようとすると、苦手なKeyのツーファイブも、苦手な進行も、覚えざるを得なくなります。

うまく演奏できないところも、どうにかフレーズを引っ張ってきたり、
違う解釈を生み出したり、つじつまを合わせようとすることで、
自分の中のスタンダードや、指癖が決まってくるのかなと思います。

1曲クリアさせると、次の曲は少し楽になり、また次の曲が楽になり・・
とどんどん楽しくなってきます。

そうは言っても、なかなか今の課題曲をクリアするのって難しい・・というより、
どこから「クリアした」と判定して、次に進んで良いのか分からない・・・
と思われるかもしれません。

私は、1曲のクリアの条件に対して、このような項目を自分の中で設けています。

課題曲に対するアドリブのクリアの基準

・新しく覚えたフレーズは1個でも使えたか?
・フレーズ同士の繋がりは前より向上したか?
・テーマはごまかさずしっかり演奏できているか?
・課題とした曲の、コード進行の解釈は明確になったか?(適当に演奏しているコードはないか?)

この中で一番わかりやすい基準は、
新しく覚えたフレーズは1個でも使えたか?です。

1曲につき1つでもフレーズを増やせれば、それはもう成長しているということに他なりません。

曲を決めてからクリアまでの手順

まず曲を決める(自分の好きな曲にした方がやる気が出ます)

■その曲を演奏している偉大なアーティストを何人か聴いて、好きなフレーズがあったらもらう
コード進行を分析して、どんなフレーズが必要か考える

アドリブに必要なフレーズ完全版〜仕分け方〜
アドリブというのは、同じコード進行に対して演奏できる選択肢を増やすこと なので、アドリブをサウンドさせるためにも(=音を外さないためにも) 仕入れたフレーズを"使える場所ごとに仕分けて覚える" ということが、アドリブへの近道となります。 詳...


解釈が自分でうまくできないコード進行があったら、偉大なアーティストたちがどのようにその部分を演奏しているか聴く(フレーズの種類を分析する)

あまり慣れていないキーのツーファイブ進行やトニックコードや、その他の難しいコード進行があれば、「フレーズのストックをする」など特に準備をしておく

新しく覚えたフレーズを曲の中で出す練習(バッキングを使いながら)
※もし難しければ、他のところは全て休符にする勢いで一点集中!

「こうつながったらカッコ良いんじゃないか?」というのを配慮しながら手持ちのフレーズなども一緒にアドリブを繋げる練習(バッキングは無しで)

テーマ+アドリブを2〜5コーラス演奏してみて(バッキングを使って)クリアの基準を満たせているか、録音を聴いて確認

■クリアしていたら、次の曲へ!!!
■なにか反省があれば、それは次の曲で活かす。1曲に固執しない
■今回新しく覚えたフレーズを他の曲に流用してみる(そうするとコードとフレーズが一致する)

 

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