何からジャズのアドリブ練習を始めればいいの?パート4(最後)

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私が考えるジャズのアドリブの練習の始め方をお伝えしています。

今回はパート4です。

前回までの記事はこちら

アドリブ練習の始め方 動画で一気に見る

▼こちらの動画で、まとめてお話ししています

他の曲に流用する

使い始めたツーファイブフレーズは、他の曲に流用して、やっと「コードとフレーズが頭の中で一致」してきます。

フレーズをすぐ忘れてしまう自分はダメなのではないか?

と責めないで大丈夫なんです!

他の曲にフレーズを流用するまではどうしても、「Autumn Leaves用のフレーズ」「最初の2小節用のフレーズ」みたいな覚え方になりがちです。

それを脱却するためには、

覚えたフレーズを他の曲で使う

ということが鍵となります。

例えば

Am7 D7というツーファイブフレーズを1つ覚えたら、Am7 D7というコード進行が登場する「別の曲」で、同じフレーズを使って演奏する

というように。

定着したフレーズの数が増えれば、初見でのアドリブも夢じゃない

最初は思い通りにいかなかったり、しっくりこなかったりするかもしれません。

ですが、続けているうちに「これはAm7 D7のツーファイブフレーズだ」と脳内でコードとフレーズが一致して、初めての曲でも、条件反射で演奏できるようになってきます。

初見の譜面を渡されたときにも、Am7 D7というコード進行に対して演奏できるフレーズを1つ持ち合わせていれば、失敗がなくなるので、落ち着いて演奏できます。

ジャズには「よく出るキー」があるので、対策可能

よく演奏されるジャズスタンダード曲には、そこまでたくさんのキーは出てきません。
12キー覚えるまでアドリブはできない、ということはなく、実際には3〜4つのキーに必要なフレーズさえ覚えておけば、ほとんどのジャズスタンダードはアドリブしやすくなります。

1つフレーズを覚えただけで、かなり多くの曲が演奏できるようになった、ということなんです。

ジャズのアドリブ練習の始め方 まとめ

やみくもにフレーズを覚えていくのではなく、頻出するコード進行を狙って、確実に必要なフレーズを増やしていくのがコツです。

そのためにも、ここまでにお話した

■課題曲を決めること
■コード進行のアナライズ
■必要なフレーズの確認
■実際にフレーズを使い、同じフレーズを他の曲に流用すること

という4つのステップが大切なんです。

 

 

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