なので、アドリブをサウンドさせるためにも(=音を外さないためにも)
ということが、アドリブへの近道となります。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
アドリブにどんな種類のフレーズが必要になってくるのか知っておくと、耳コピするときにも、CDを聴いて「お!」となったときにも、教則本などから知識を得るときにも、自分の中に音楽が入ってくるスピードが違うと思うので、今回の記事を書きました!
アドリブ上達の流れ
↓
フレーズをグループごとに仕分け、脳内の引き出しにストックしていく
(もちろん五線譜にメモするのもGOOD)
↓
ストックしたフレーズを、脳内の引き出しからどんどん出して使っていく
↓
繰り返し、さまざまな曲で使うことでフレーズが体に定着してくる
(コードとフレーズが条件反射で一致してくるような感じ)
↓
初見でもアドリブできるようになっていく
アドリブに適したフレーズのグループ分け
私のフレーズの仕分け方は以下のとおりです。
これ以上に細かなグループ分けはしていません。
各項目に関連のある記事をリンクしています。
トニックフレーズ
■メジャーセブンスフレーズ(=メジャートニックフレーズ)
■マイナートニックフレーズ
マイナートニックフレーズというのは、基本的にメロディックマイナースケールの音使い。
マイナートニックフレーズは、Ⅰ度マイナーのみならず、マイナーコードが続くところでも演奏することができる。
メジャーツーファイブフレーズ
メジャーツーファイブフレーズは、以下の3つのグループに仕分けると、
アドリブがしやすくなります。
■ドリアンスケール&ミクソリディアンスケールからできているフレーズ
ツーファイブ進行が解決していてもしていなくても、どちらのシチュエーションでも使えるフレーズです。
■ドミナントモーションが表現されているフレーズ
Ⅴ7→Ⅰ度へ解決していなければ使うことができないフレーズです。
♭9thなどを使い、いかにも4度進行しそうなドミナントモーションが表現されています。
そのため、4度進行していないところで使うと、サウンドしない場合がほとんどです。
■オルタードスケールからできているフレーズ
ツーファイブ進行が解決していなければ使うことができないフレーズです。
オルタードテンション(♭9,♯9,b13)が含まれているため、解決していないところで使うと、音を外しているように聴こえます。
マイナーツーファイブフレーズ
■マイナーツーファイブフレーズ
Ⅱm7b5が特徴的な、マイナーツーファイブ進行のときに使えるフレーズです。
ツーファイブ進行で使えるフレーズ その他
■ディミニッシュスケールからできているフレーズ
コンビネーションオブディミニッシュスケール(略してコンディミスケール)は、
7thコード上・または7thコードを含むツーファイブ進行の間、使うことができます。
ただし、ディミニッシュスケールはⅡ7に対しては使うことができません。また、解決していないツーファイブ進行では使うことができません。
■リディアン♭7thスケールからできているフレーズ
7thコード上・もしくは7thコードを含むツーファイブ進行の間、使うことができます。
G7リディアン♭7thスケール=DメロディックマイナースケールをGから並べたもの
なので、マイナートニックのフレーズをリディアン♭7thスケールのフレーズとして使うことができます。
Lyd♭7thスケールは、とくに、Ⅱ7にぴったり合うフレーズです。
広い範囲で使えるペンタトニックフレーズ
→この中でもメジャーペンタトニックスケールからできているフレーズ
→この中でもマイナーペンタトニックスケールからできているフレーズ
(使用できるコードの説明は、かなりのスペースが必要ですので、割愛します。)
ペンタトニックのフレーズ集を発売しました。練習法や使い方など解説もたっぷりです。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
ツーファイブではないコード進行のときは
グループ分けといっても、主にトニックとツーファイブ進行用のフレーズにしか分類していないじゃないか!
ツーファイブ進行ではないコード進行のときどうしたらいいの?
と悩んだ方におすすめの記事はこちらです↓
このようなテクニックを身につけると、どんなコード進行でも安心してアドリブをとれるようになってきます。
オススメのフレーズ集/ツーファイブ編&ペンタトニック編
ツーファイブフレーズ・トニックフレーズ編
ペンタトニックフレーズ・3-6-2-5-1進行フレーズ編
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