何からジャズのアドリブ練習を始めればいいの?パート3

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私が考えるジャズのアドリブ練習の始め方をお伝えしています。

今回はパート3です。

前回までの記事はこちら

アドリブ練習の始め方 動画で一気に見る

▼こちらの動画で、まとめてお話ししています

集めたフレーズは、とにかくシンプルに「使ってみる」

集めたフレーズは、早速その曲のアドリブで使ってみましょう。

そのフレーズがサウンドするかしないかは、演奏してみてから判断するのが良いと思います。

理論も大切ですが、あまり頭でっかちにならずに、がポイントです。

フレーズ集から使いたいフレーズを見つけたら→自分でも同じコードの場所で演奏してみる
耳コピしたら→自分でも同じコードの場所で演奏してみる

という感じで、シンプルに練習を進めてみましょう。

バッキングを用意する

曲のサウンドを体感するためにも、集めたフレーズを試すためにも、バッキングを使うことは悪いことではないと考えます。

バッキングには、アプリのirealProを使うのが1番使い勝手が良いとは思いますが、その他の教則本などに付属しているバッキング演奏を用いるのも良いと思います。

逆に、ある程度サウンドをイメージできている曲の場合、コード進行に沿って正しく演奏できるよう、バッキングなしで、じっくりとフレーズを繋ぐ&ソロを組み立てる練習をするのもオススメです。

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バッキングに併せて、集めたフレーズを演奏してみる

例えばAm7 D7のツーファイブフレーズは、やはりAm7 D7のコードのときに演奏するべきです。

しかし、

今どこを演奏しているか分からない
ロストしてしまう

という方の場合、

練習も必要ではあるものの、パート2でお話したような、アナライズを行うことで改善されることが多いです。

ロストしてしまうのが怖い・・という場合の対策法
■2小節単位でフレーズを集めて、2小節単位の枠を崩さぬよう、演奏する。
(区切りが良いのでロストしにくい)
■アーティストなどの演奏のテーマ部分と一緒に演奏し、今どこを演奏しているか、メロディから聴き取れるよう訓練する。
■狙っているツーファイブのコード以外の箇所は、本当に適当に演奏する。(デタラメで構わない)ただし、狙っているコード「だけは」ストックしたフレーズを演奏できるようにする。
■使うフレーズをしっかりと決める。その場のノリで、演奏する内容を決める、というのは、ロストが多い、という段階ではあまりオススメしません。
→まずは脳内で書きソロをするようなイメージで、確実に。
(実際に書きソロするより、脳内でやった方が、スペースの感覚をつかみやすいです。)
というようなことをやってみると効果があると思います。
ロストしてしまう方への解決策
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ロストしてしまうのをなんとかしたい
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ここだけはキメるぞ!を決めておくのがコツ

バッキングに併せた練習のとき、1番大切なことは「適当に演奏しない」ということなのですが、

「このフレーズを演奏するぞ!」「ここはキメるぞ!」と意識している箇所以外はルーズになっても良い

という考え方で練習を進めると良いと思います。

完璧主義は、物事を進まなくさせてしまいます。

パート4へ続く

パート1はこちら

パート2はこちら

パート3はこちら(1つ前の記事)

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