で、本当は誰が好きなの??

アドリブを練習するとき、コピーして研究をするとき、
一番大切なのではないか、というくらい大切なことがあります。

みなさん、「本当に好きな人」の真似・研究をしていますか??

「サックスだから、この人が好きでないと」
「トランペットはこの人が定番だから、王道だから」

という理由で、その人の研究をしていませんか?

もちろんジャズの偉人たちの研究は、どの人の研究をしても、
とても勉強になると思います。

ですが、自分が本当に「好きだ」「ぐっとくる」と思う
アーティストの研究をしなければ、
研究の成果が自分のアドリブに反映されるのに、とても多く時間がかかってしまいます。

みんなやっているから、は危険

例えば私は、一時期

「サックスといったらキャノンボールアダレイだ(ってみんな言ってたし)」
(逆にサックス奏者はキャノンボールかパーカーくらいしか音源を知らなかった)

という理由で、

「自発的に聴きたい、いつでも聴きたい」というほど好きではなかったものの、
「まぁ好きかな」くらいの気持ちで、コピーを一生懸命していました。

ですが、なんとなく彼の歌い回しや、
アドリブの音の運びや、フレーズの繋げ方がスッと自分に落ちてこず、
自分からコピーをしておいて、「させられている」感が否めませんでした。

自分のアドリブにもあまり反映されませんでした。

心から好きなわけではなかったので、

どうやってその人の良さを活かして良いのか
そのアーティストのどこに注目すべきなのか

が分からなかったからです。

ですがある日、「やっぱり私はこの人みたいになりたい」という自分の気持ちに気付き、
そのアーティストのコピーを始めてから、
自分のアドリブの成長が今までの5倍くらい速くなりました。

「いわゆる雲の上の(もう亡くなっている)ジャズレジェンドではないから」

という理由だけで、
一番の研究対象にするのを避けていたことに、気付きました。

そんな理由で大好きな人へのアプローチを躊躇するのはもったいありません。
(あれ、これ恋愛の話ではありませんよ。)

本当は誰が好きなのかに、気付いてないだけかも

「自分の好きに正直になる」と、不思議なことに

他の人の研究をするときにも、

自分は何に興味があって、どこに注目してコピー・分析すれば良いか

ということまで分かってきます。

今なら、キャノンボールのどんなところを、自分のアドリブに活かせるのか、
どんなところを研究すべきか、分かります。

それは、自分の好きに正直になって、自分の方向が分かっているからです。

自分もなれそうだから、好きなんです

「まだ若いアーティストを真似するのってどうなんだろう」
「みんなはあまり支持してないしな・・」
「最初は王道から学ばないと・・」

と心のどこかでブレーキを踏んでいるのかもしれませんが、
もったいないです。

その人が好きなのは、
自分がそのようなアドリブをできる素質があるから
なのだと思います。

そのアーティストと、良いと思うもの、や感性が似ているから、
その人のアドリブが好きなのだと思います。

だからこそ、そのアーティストを研究することで、
すぐにアドリブに成長が見られるようになります。

Sponsored Links