各練習方法とその効果

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アドリブの練習法は

・完全コピー(2〜3コーラスほど)
・書き譜を作って、そのまま演奏
・バッキングに合わせてその場で本当に即興してみる

など色々ありますが、
どれもオススメで、どれにも効果は必ずあります。

ですが、どこにどれくらい時間を割くことが今の自分に必要なのか
ちゃんと知っておくことで、効率よく成長することができます。

これは、
自分のアドリブの技術レベルに合わせて、というよりは、

その曲に対しての理解度・達成度にその都度合わせる

という意味です。

それぞれの練習効果

☆3コーラスくらいのソロを完全コピーして演奏する練習

この練習は、確かに

実際の自分のソロに全て活かすことは難しいかもしれません。

ですが、

・この曲のコード進行に対して、どんなサウンドがするのが正解なのかを知る
・曲のコード感を感覚的に養う

ということに非常に役立ちます。

最初はいまいち効果を感じなくても、
しつこく何度も何度も、何日間も練習しているうちに、成果が現れます。

また、そこからフレーズを拝借することもでき、一石二鳥です。
(その場合、2小節単位でフレーズを取り出すのがおすすめです)

☆書き譜を作って、そのまま演奏する練習

書き譜をするのはすごく大変だし、
それを丸覚えしても、他の曲には結局活かせないしな〜、、

と悩む方もかなり多くいらっしゃると思います。

書き譜は、ワンコーラス丸覚えをしても、
実際のアドリブで活かすのは難しいかもしれません。

そこで、おすすめの方法は

書き譜を「アドリブの選択肢のうちの1つ」として考える

ということです。

フレーズの当てはめ練習をしたり、
ペンタトニックフレーズでアドリブをとったりしていても、

どうしてもこの箇所はうまく演奏できないなあ・・
この4小節間のコード進行は難しいなあ・・

というような部分は出てきますよね。

そのときに、書き譜をしたソロから、
その難しい部分だけを取り出して、暗記して、そのまま使えるようにしておくと、

苦手がつぶれて、次第にそのフレージングも自分にとって自然なものとなり、

書き譜をしていなければ得られなかった効果を得ることができます。

また、自作した書き譜を何度も演奏することで、
自分が作ったソロということも相まって、

コード進行とフレーズが結びつきやすくなり、
本来するべきサウンド、を体得することができます。
(とっても時間はかかることです!簡単ではありませんが)

☆バッキングに合わせてその場で本当に即興してみる

この練習は一番、
実際のセッションやライブなどでのアドリブに活きると思います。

その場で本当に即興する場合、
4小節のコード進行に対して、

何通りか道順をあらかじめ作っておくこと

が大切です。

1コーラス目のここはペンタ1発でいこう
2回目のここでは裏コードツーファイブフレーズを使おう
3回目に出てくるここは、書き譜したフレージングでつないでみよう

というように、用意しておいた分だけ(そんなにスムーズには最初はいきませんが)
アドリブが楽になります。

アドリブは英会話と似ている

アドリブというのは本当にゼロからやるべきものではなく

英語を話すときのように、

文法のルールに沿って、工夫して英単語を並び替え・つなぎ合わせていく

というのが基本です。

ここで、使用する英単語のスペル自体を変えてはいけません。

適当に音を羅列させては絶対にいけない、ということです。

もちろん上達してきましたら、自分で単語を新しく作ることもできるかもしれませんが、

ここでどのような単語を使うべきなのか

を知るまでは、単語は単語として暗記しなければなりません。

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