アドリブの練習って、そんなにトントン進みませんよね。
そんなとき、必ず心得ておきたいことがあります。
どこから手をつければ・・と途方にくれたら
全く新しいことを練習するとき。
例えば、新しい曲、新しいコード進行、新しいフレーズ、新しいスケール、を練習するとき。
どこから手をつければ良いのか全くわからない、なんて途方にくれることもありますよね。
そんなときはまず、楽器を出す前に、
何を参考にし、どのような練習方法で
確実に自分の身にしていくのか、「作戦」を練ってください。
この練習をすれば必ずできるようになる、と自分が確信できる練習計画を立てるんです。
この練習で1mmは確実に前に進める、という確信を自分自身が持つことができなければ、
モチベーションは上がりません。
どのバッキングに合わせるのか、それともまずはアカペラでやってみるのか、
楽器を吹く前にピアノを使って音感を確認してみるのか、
この教則本のこのページは参考になるかもしれないから30分は実践してみよう、、、
など、このくらいは事細かに練習内容を決めてください。
必ず楽器を出す前に計画を決めてください。
そしてその計画は、そのとき確信があっても、全く検討違いかもしれません。
ですが、それで良いんです。
まず計画を立てて、その通りに練習してみれば、
もしうまくいかなくても、次に打つ手が必ず見つかります。
必ずできるようになるし、できなかったとしたら、 So What?と思おう
以前にサックス&ブラスマガジンのインタビュー記事を
私はよく読んでいたのですが、その中でジャズレジェンドの方が
(誰だか忘れてしまいましたが)
「どんな練習もうまくなるためにやっていることは間違いない。
この練習をすれば自分は必ずできるようになる、と思うことが大切だ。」
とおっしゃっていました。
よく成功哲学の本なんかでも「まだ目に見えぬ結果に確実な信頼を寄せろ」と
書いてありますが、練習もビジネスや人生と同じだと思います。
口説き続ければ必ず最後に彼女はイエスと言う、ものなんです。
(恋愛においては警察沙汰になる可能性もありますが・・)
本の引用が続いてしまいましたが、最後に。
どれだけ今頼りないサウンドを出していても、
うまくいかず心細く感じても、表面に見えないだけで、確実に前に進んでいます。
もしあまりにもうまくいかなければ、そのときはご飯を食べて寝ましょう。
上達するのが難しい単元を練習しているときは、
練習に必死になりすぎて自分の環境が見えなくなり、精神が追い詰められがちです。
今日できなくたって、明日もできないかもしれなくたって、
そんなに大ごとではありませんから。
たかが楽器なんだから大丈夫大丈夫!今日はやーめた!と思うことも大切です。
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