ある先生は「既存のフレーズをコピーペーストしてやってみなさい」と、
ある先生は「小節ごとのKeyを気にして、メジャースケールだけで演奏してみなさい」と、
ある先生は「既存のフレーズは使わずに演奏することを学びなさい」と、
ある先生は「理論は知識として持っておいて、アドリブのときは、そこまで考えなくて良い」と、
ある先生は「もっと内から出てくるものを大切に、グルーヴしなさい」と、
高校〜大学で色々なアドリブに対しての考え方を教わりました。
(もちろんこれはほんの一部ですが)
たくさんの先生方からジャズを教わってきて、
色々な考え方に触れて、
なかなかその方法が自分の中で消化できないときには、
「本当にその方法で上達できるのかな?」
「その方法は間違っていないのかな?」
「それは先生だからできたのではないかな?」
「その方法は間違っていないのかな?」
「それは先生だからできたのではないかな?」
と懐疑的になるときもありました。
でも、今思うのは、それらの方法全てが正しかった、ということ、
それらの方法全てが、今の私のアドリブを作っている、ということです。
そして、実は、「全ての方法が同じことを述べている」ということも分かりました。
先生方は、今の自分が得意なのはどの分野なのか、
自分が強化しなければならない分野は何なのか、を見越してアドバイスをくださっています。
先生方には、どうすれば→こうなる、という結果と原因が分かっているからです。
自分にはその方法から得られる結果が見えなかったとしても、
「試してみよう」という素直な態度が、上達に一番つながります。
「試してみよう」という素直な態度が、上達に一番つながります。
私の好きな言葉に、「階段の最初の1段目を信じなさい」という言葉があります。
一番上に何があるのか今の時点では分からなくても、
1段ずつ足を踏んでみると、どんどん道は拓けます。
一番上に何があるのか今の時点では分からなくても、
1段ずつ足を踏んでみると、どんどん道は拓けます。
1つの考え方にとらわれすぎないこと
押してだめなら引いてみろ、という言葉がありますが、
Aという方法が理解できず、うまくいかなくても、
Bという方法を試したら、Aの方法の真意が分かって、
いきなり道が開けることが今までたくさんありました。
悩んだときこそ、なるべく多くの方法や考え方に触れる、ということも大切です。
そして教わった考え方ではうまくいかないときは、
その方法につきっきりになりすぎず、深刻になりすぎないことも大切です。
提案は素直に受け取り、叱られたことは真に受けすぎない
また、「セッションに行ったら、そんなんじゃ全然だめって言われちゃいました。」と
ご相談をいただくことも多々あるのですが、
あまり真に受けないことも大切なのかな、と思います。
ご相談をいただくことも多々あるのですが、
あまり真に受けないことも大切なのかな、と思います。
その人にとっての「全然だめな方法」と、
自分の「うまくなれそうな方法・考え方」は違うからです。
アドリブをするには、理論も情熱も、楽観的な態度も、シリアスに1人で向き合うことも、
全て必要だと思っています。
最終的に「ああ、あのときのあれって、このことを言っていたのか」
と思うときは必ずくるので、
「全然だめだよ」と言われても、
「そういう考え方もあるのか、試してみようかな、上手くいったら採用ってことで」
と前向きにフランクにとらえて、
自分自身を否定されたような気持ちには決してならないことが、大切です。
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