On green dolphin streetの2段目は
というようなコード進行になっていて、非常に難しいですよね。
このコード進行を少し簡単に解釈することで、
アドリブしやすく、サウンドさせやすくなります。
On green dolphinの2段目 Triad編
元のコード進行は、こうですね。
上記のような難しいコード進行(元のコード進行)から、
以下のポイントをおさえて、分かりやすいコード進行に解釈を変えます。
■4和音から3和音にしてしまう
■4小節目のC7は、次のコードが「Fm7」と4度進行しているので、
「Gm7b5 C7」というマイナーツーファイブと解釈する
これらのポイントを踏まえて出来上がったコード進行が、以下のようになります。
よく見ると、
ので、その特徴を活かしてフレージングします。
Triad フレージング例
こんな感じです。
最初の小節は
で構成されています。
それが、
と1小節ごとに半音ずつ下げて、演奏されています。
より3和音らしさ(Triadらしさ)を感じさせます。
4小節目は「Gm7b5 C7」のマイナーツーファイブフレーズを当てはめて演奏しています。
他にも同じ「1・2・3・5度」を使って、
このようなフレージングもあります。
Triadを意識して、それを半音ずつ下げていくことで、
他にも色々なフレージングを楽しむことができます。
On green dolphinの2段目 オルタードツーファイブ編
もう1つ私がよく使うGreen dolphinの2段目の演奏法では、
このようなものがあります。
最初の2小節のところで
を演奏することで、結構良い感じにサウンドするんです。
オルタード系ツーファイブの違うパターンを使うと、このような感じになります。
あまり色々考えすぎず、
とりあえず手持ちのツーファイブを当てはめてみることで、
「あぁ、たしかになんか良いかも」となるのですが、
それでも少し理屈っぽく説明していきたいと思います。
オルタードがサウンドする理由
元のコード進行を見ると、最初の小節は「F7」です。
F7はCm7とツーファイブのペアなので、
(Cm7 F7 はツーファイブ)
2小節目はE△7ということで、調号的にはシャープが4つです。
なのですが、
E△7を1度メジャーではなく、
Bメジャーのkeyの4度メジャーセブンスという風に考えると、シャープが5つとなり、
それか
■Cm7 F7の裏コードツーファイブ
とばっちりサウンドが合っており、サウンドします。
この方法ですと、
フレーズによっては、ぶつかってしまう音もあるかもしれませんが、
Green dolphinの難しい2段目の演奏法の、数ある演奏法のうちの1つ、という感じで
練習しておくのも良いかなぁと思います。
オルタードツーファイブフレーズ、こちらに載せてます
普通のツーファイブフレーズとオルタードツーファイブフレーズを分類して掲載しているこちらのフレーズ集がオススメです。
コメント