Stella by starlight を練習されている方が多いようなので、
今回はこの曲を題材に、アドリブ練習法を書いていきたいと思います。
どんな曲にも使えるアドリブ練習法ですので、ぜひマスターしてください♪
この曲は「解決していないツーファイブ」が多いので、
フレーズ同士を繋げるのが難しいという悩みが出てくると思います。
ですが、実はシンプルな方法でこのお悩みを解決することができます。
まずは曲中のツーファイブを見つける
アドリブの練習を効率化するために最初にすることは、
■ツーファイブ
■マイナーツーファイブ
を見つけること
です。
そのとき、単体で存在する7thコード(ツーファイブの組み合わせになっていないもの)は
ツーファイブに書き直してしまうと演奏しやすいです。
以下のような感じです。
赤いコードが本来コード進行に載っていなかった、ツーファイブに書き直したコードです。
青い文字で、そのコードの組み合わせがどんなものなのか、記しています。
ツーファイブのフレーズを着地させるのがコツ
詰め込みすぎると、かえって不自然になります。
ツーファイブフレーズを演奏し、着地させる
というシンプルな基準を守ることで、
聴いていて安心できるソロになります。
ではもう1度コード進行をおさらいして・・
上の画像の「ツーファイブの箇所のみを演奏していく」イメージです。
「ツーファイブの箇所のみを演奏していく」と、以下のようになります。
ツーファイブが解決していなくても、次のコードにしっかり着地させています。
これがとっても大切です。
ツーファイブを着地させないと、ぶつ切りのように聴こえてしまい、
かっこわるいソロになってしまいます。
上のような、ツーファイブフレーズをただ当てはめる作業も、
実は結構難しいと思うので、焦らず練習していきます。
フレーズの上がり下がりも大切
これもかなり大切なことなのですのが、
と
下降系のフレーズ(音がどんどん低くなる)
を、ちょうど良い塩梅で演奏する
というのもポイントです。
上昇系のフレーズが何度も続いたりすると、
節操がない、というか、なんだかアンバランスに聴こえてしまいます。
逆も然りです。(下降系のフレーズ)
上昇系と下降系をただ交互に演奏すれば良い、というルールでもなく、
それは演奏してみて、それを録音して、
自分が好きなバランスで演奏するのが良いと思います。
(完璧を目指す必要はありません!)
着地先のフレーズを繋げる
ツーファイブを着地させることに慣れてきましたら、
そこからまたフレーズを繋げてみましょう♪
コードトーンなどシンプルなものでも良い
と思いますが、
例えば「Bb△7」というコードであれば、
メジャーセブンスのフレーズを演奏したり、
コードに応じて既存のフレーズを使用しても良いと思います。
着地先でフレーズを繋げて演奏すると、
以下のようになります。
先ほどの譜面にはなかったフレーズを、赤文字で説明しています。
まとめ
最後に書きました「着地先のフレーズを繋げる」という作業は、
ツーファイブをしっかり当てはめて演奏できるようになってからで良いと思います。
無理にフレーズを繋げると、
あまり良い結果にはなりにくいです。
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