フレーズ同士をうまく繋げるためには、
アンティシペートのほかにも大切なポイントがあります。
前回の記事はこちらです。
フレーズ同士をうまく繋げる方法
それは
です。
こちらのあまり良くない例と良い例の二つの譜面を見比べてみてください。
ぎこちない感じのソロ例
良い例
良い例の譜面には、
2段目のDm7|G7の箇所と、4段目のAm7|D7の箇所に、
1枚目の譜面にはなかったフレーズが載っています。
「フレーズを沢山いれれば偉い」というわけではもちろんありませんが、
あとワンフレーズ足した方がスムーズで充実する場合もあります。
フレーズとフレーズ同士が、半音や全音などで滑らかにつながるように、
「次にどのフレーズを吹けばうまく繋がるだろうか?」
と、あとワンフレーズ、フレーズを繋げる努力をしてみてください。
かなり最初は苦戦しますが、誰もが通る道なので、焦ることはありません。
最初はカラオケ音源は無しで、
フレーズを吹いたら、次はどれにしようかな・・となるべく譜面などは見ずに
フレーズを思い出してみましょう。
ですが、学習の初期段階でフレーズをいくつも思い出せない場合には、
使いたいフレーズだけをノートなどにまとめて、
ここに書いてあるフレーズを全部使うまで、何コーラスもソロを考えてやる!
くらいの勢いで練習してみましょう。
この練習をしていると、
「自分にこんなことは不可能なのではないだろうか?」
と途方に暮れることもあると思います。
ですが、必ずできるようになります。
自分が思っているよりも早く、できるようになります。
音価が短いのがアマチュア感の原因?
そしてもうひとつ重要なことは(これが一番重要かもしれません)
です。
音を安定して伸ばせるか、など楽器の技術自体がポイントにはなってくるのですが、
意識するだけで100倍演奏が変わると思います。
なんだかアドリブがただ当てはめただけのような感じだなあ、という方は、
フレーズの終わりの音を短く切りすぎている、ことが多いです。
アマチュア感が出る大きな要因は、
・拍と拍の間のような、微妙なところで音が終わっている
・短く切るべきところもダラダラ伸びている
このようなものがよく指摘されます。
確かにこの3つは音大時代に一番先生方から注意されるポイントでした。
これら3つを意識して、録音して聴く→改良、を繰り返すとみるみる演奏が変わってきます。
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