覚えたフレーズは忘れてしまってもOK

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音大に入る前、ある音大の受験対策レッスンに参加したとき、
第一線で活躍されている先生がおっしゃっていた言葉があります。

「新鮮な寿司屋になりなさい。」

これは、覚えたフレーズを、すぐに曲の中で使っていきなさい、という意味です。
新鮮なネタ(フレーズ)を仕入れたら、すぐに寿司にして店(曲)に出すのです。

ノートに書いて大切に貯めていく、のも良いのですが、
使わなければ意味がありません。

個人練習をしているとき、バンドで練習をしているとき、
本番のとき、覚えたら早速使ってみるのです。

フレーズはどんどん覚えてどんどん忘れてOK

でもそんなことしたら、今までに覚えたフレーズを忘れてしまうのでは?と
心配される方もいらっしゃるかもしれません。

そうです、いくつかのフレーズは忘れてしまうでしょう。
ですが、それで良いんです。

忘れてしまっても、今のお気に入りの新しいフレーズだけ持っていれば良いんです。

せっかく覚えたのに、もったいないじゃないですか?

いいえ、忘れてしまうくらいなら、きっと吹きにくいか、自分で飽きてしまったのか、
元からそんなにお気に入りのフレーズではない、そんなフレーズなのです。

またお気に入りのフレーズを五線譜ノートにメモしていれば、
パッと一瞬そのノートを見返すだけで、
今まで使っていたフレーズたちを、案外すぐ思い出せます

一度曲の中で吹こうとトライしたフレーズであれば、
パッとノートを見返せば、潜在意識が覚えていて、曲の中で吹くことができます。

新しく覚えたフレーズも以前の古いフレーズも、両方使えるようになるのです。

せっかく覚えたフレーズを忘れてしまうリスクよりも、
どんどん新鮮なフレーズを使いましょう。

コードに対する理解が深まっていく

そうすれば新しいサウンドに触れ合うことができ、
自分の中でのコードに対する「使ってOK」な音が増えていきます

コードに対する理解が深まるのを、
新しいフレーズを覚えるたびに感じることができるでしょう。

今まで練習したフレーズ全てをずっと覚えていて、全てを使える必要はありません。
よほど古いフレーズに固執している方が危険ですよ。

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