4barsで焦らないコツ

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ジャムセッションに恐れを感じる理由の1つに、

「4bars」で訳が分からなくなりそう

というのがあると思います。

*4bars…4小節ごとにソロを「ドラム」や他の楽器と交代すること

1段ごとにコード進行をとらえること

普通に1コーラスアドリブを取るときにも、
コード進行を「1段ごと(4小節ごと)」という大きなまとまりで捉えると
ロストしにくいです。

詳しくは以下の記事に書いています。

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ロストしてしまうのをなんとかしたい
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今自分は何段目にいるのか

ということさえ見失わなければ、
4barsの最中にロストすることを避けられます。

4barsで見失わない簡単なコツ

「何段目にいるのか」ということは数えていて分かっても、
コード進行を事細かに思い出すのが難しいかもしれません。

4barsでどこにいるか見失わない最も簡単なコツは、

4barsの最中にテーマを歌うこと

です。

テーマを歌うことで、

今サビまで来たんだな
もうすぐワンコーラス終わりだな

ということが分かり、

ロストしてテーマに戻れなくなってしまう

という事態を避けられます。

テーマが分かっても、コードが分からない
テーマが分かっても、コードが思い出せない

というお悩みを持つ方もいらっしゃると思いますが、
まずは、

4barsの自分の番のときに、何段目にいるかが分かっている上で、
音を出せるかどうか

が重要です。

これが段々慣れて出来るようになれば、
細かなコード進行を同時に思い出すこと、も簡単になってくるからです。

なにより、テーマを頭の中で歌うことで、
ロストしてしまい、頭が真っ白で、自分の番が回ってきたか分からず何も演奏できない
ということが無くなると思います。

例えばブルースだったら・・・

音を出すのが第一関門クリアだとして、
例え4小節でもコード進行に沿ったアドリブをするべきだと思います。

テーマとコード進行が結びついているか?

ということが重要なポイントとなります。

簡単な短い曲から慣れていくのが良いと思います。

例えばブルースは良い題材です。

ブルースは1まわしが3段(12小節)という奇数なので、
4barsをすると意外と難しいですが、

■1段ごとにコード進行をとらえる
■今何段目に自分がいるのか?を把握する

という方法がここでも有効です。

例えばブルースのコード進行であれば、
1段の捉え方は以下のような感じになるかと思います。
ただし、捉え方は人それぞれでOKです。

1段目:ずっと1度セブンス(1度のメジャーorマイナーペンタトニックフレーズが合う)
2段目:前半2小節が4度セブンスで、後半2小節が1度セブンスと、最後の段に向かうツーファイブ(3-6-2-5の3-6の部分)
3段目:3段目は1度に戻るツーファイブワン

4bars中もこれを頭に浮かべておいて、演奏します。

4barsのコツ・まとめ

今何段目にいるのか(テーマを頭の中で歌う)
自分は何段目を演奏することになるのか
(これは前もって出番を考える、というよりは、テーマを歌いながら、
ドラムソロの間に「次は自分の番だな」と考える方が良いです)
自分の演奏する段が分かったら、どんなコード進行だったか日本語で思い出す
(例えば1度セブンス、とか、ツーファイブ、とか)

そうすると、
ロストしなくなり、フレーズも的確なものを選ぶことができます。

1コーラスが半端な小節数だったときはどうする?

Alone TogetherやStable Mates,その他にも色々、
1コーラスの小節数が半端な曲ありますよね。

その場合の4barsや8barsですが、

途中まで普通に演奏して、最後の「半端な小節数」は、
最後の人(大抵ドラムになると思います)が
まとめて消化する

というのが一般的だと思います。

例えば2小節の半端な小節数があるとすれば、
途中まで普通に4barsなり8barsなりを演奏し、

最後の余った6小節は最後の人が演奏する、という感じです。

もしくは、

訳が分からなくなりそうな曲では4barsしない

という選択肢もあるかな、と思います。

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